連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月16日月曜日

梅ちゃん先生あらすじと感想(4月16日放送)

第13回『やるなら、やらねば』あらすじ

― 夕食を食べながら芳子と正枝は近所の三上康子が疎開先から戻って来る話をしていた。
「どうかしたの?」
梅子が元気がないので気になった母・芳子は梅子に尋ねた。
すると梅子は芳子の質問には答えず、黙々と食べる父・建造に質問した。
「…お父さん、どうして駄目なの?お医者さんになっちゃダメなの?」
「医者になるって…誰が?」松子が不思議そうな顔をして梅子の顔をみた。
「私が」梅子が答えた。
芳子と松子は医者になるには勉強をして大学や医専に合格しないと無理だと伝えた。
「私だって頑張って…!」
「梅子はこれまで頑張って何かを成し遂げた事があるか?」
それまで黙って食べていた建造が口を開いた。
「お父さんが山倉さんと結婚したらどうかなんて言ったから!」芳子が言った。
「…何だ、そんなに嫌なら結婚しなくていい!」
「違います!」梅子は困惑した表情で答えた。
「え?じゃあ、いいの?山倉さんと…」芳子が
「嫌です!でもそれとお医者さんになりたいのは関係なくて…」
建造は梅子に説明を求めるが梅子は言葉が出なかった。
「もういい、この話は終わりだ」
建造は不機嫌そうに言った。
>医者になる事が簡単な事ではない事くらい梅子にも分かっていました。
>でも、どうして誰も頑張れと応援してくれないのかと梅子は悲しい思い出一杯でした。

― 夕食後、梅子は外で風呂を沸かすため薪をくべていた。そこに松子が現れた。
「私があんな事言ったから竹夫の代わりに医者になろう、そう思い込んだんじゃないの?」
姉の問いに梅子は返答しなかった。
「智司さんのためにそんな風に思ってくれているのなら梅子の気持ち、少しは嬉しい気もするの。でもね…医者は智司さんが一生を懸けようとしていた仕事よ。そんな風に思いつきでできるものじゃないの」
「思いつきなんかじゃ…」
「じゃあ、いつから医者になろうと思ってた?」
「それは…はっきりとは…」
「やっぱり思いつきじゃない?それじゃ智さんに失礼よ」松子は笑顔で梅子に言った。

>次の朝、梅子が医者になるという話はもう誰も覚えてない様子です。
>医者になるなんて無理なんだ―頭で分かっていても心では納得出来ない梅子でした。
梅子は学校に向かう途中、疎開から戻ってきたという三上康子が話しかけて来た。
「康子さん!!お久しぶりです!千恵ちゃんも大きくなったね!」
梅子は、久しぶりに会う康子と小さな女の子に笑顔で挨拶をした。
「梅ちゃんも元気そうでよかった!」康子が笑顔で梅子に言った。
「あ!お店またやるんですか?」梅子は建造中の建物に気がついた。
「お客さんに出せる物なんてろくに無いんだけどさ。父ちゃんはいつ帰って来るかわかんないし…何か出来る事しないとね」
「何か出来る事…?」
すると梅子の表情は途端に明るくなり、梅子は康子に挨拶をすると学校へ駆け出した。

― 学校で担任の節子に梅子は、医者になる為に必要なことを聞いていた。
「女子が医者になるための学校は東京なら中央女子医専か城南女子医専ね」
「試験はどっちの方が易しいですか?」梅子は真剣な顔で節子に質問する。
「そうね…どちらかというと城南の方かしら?」
「城南の方が…」梅子は嬉しそうに持っていたノートに書き出した。
「易しいって言ったって中央に比べてって話よ?」
「…はい」
「その医者の医者になりたい友達って誰なの?」
「…別の女学校の人です」
自分の学校で聞いたら良いと笑う節子に友達は成績が良くないからと梅子は答えた。

梅子は学校帰りに竹夫に会いに行くことにした。
「絶対に『お前には無理だからやめておけ』って言うと思うけど…」
「だから早く言えよ」なかなか話始めない梅子に竹夫が言った。
「…私、お医者さんになろうかなって」
「え?梅子が?」
「うん」
「うん…やめとけ(笑)」
竹夫が笑いながら感想を聞くと梅子は立ち上がった。
「じゃあ、もういい!帰る!」
「待てよ!それを言いに来たのか?」
「もし賛成してくれたら色々聞こうと思ったの、試験の事とか」
「まさかお前、俺の代わりになんて思ってないだろうな?俺が医者になるのをやめたから代わりに自分がなろうなんて…そんな事思われたら迷惑だぞ」
「思ってないわ!」
「…じゃあ、座れ」
竹夫の言うとおり梅子は再び席に座った。
「医専、受けてみればいいじゃないか」
「え?」竹夫が真剣な顔で言ったので梅子は戸惑った。
「駄目で元々って言葉がある。受験して落ちたって別に損はしない。むしろ逆にまぐれで合格でもしたら大もうけじゃないか。」
「うん!(嬉)」
「俺の荷物の中に受験の時に使った本があるから勝手に出して使え」
出て来たお汁粉を竹夫は食べながら伝えた。
「これからはな、自由と民主主義の時代だ。人は誰だって自分の可能性を試す権利があるんだ。梅子がいくら勉強ができなくても、受かる見込みが無くても、試験くらい受ける権利がある!その権利を否定するなんて横暴だ…」
梅子は竹夫の言葉に少し疑問を感じつつも頷いた。
「その代わり、一度受けて落ちたらきっぱりと諦める事だ…女が浪人なんて体裁悪いし家族にも迷惑だからな」
「うん!帰ったらお父さん達にそう話してみる!」
>元気づけられたのか、けなされたのか梅子はよくわかりませんでした。

― 帰宅した梅子は、家族がいない中、早速竹夫の使っていた参考書を数冊読んでみた。
「難しい~」
すると芳子と松子がが帰って来たので梅子はとっさに後に参考書を隠した。
「どうかした?」様子が変だったので松子が梅子に尋ねた。
「ううん」
>自信がないあまりに医専を受ける事を隠してしまった自分がひどく情けない梅子でした。

【『梅ちゃん先生』第13話の感想とレビュー】

土曜日のネットニュースで「梅ちゃん先生」の満足度について書かれていた記事がありました。なんでもドラマ満足度調査で梅ちゃん先生の視聴者の9割(89.4%)が「継続して観る」と答えたそうです。キャストやセット、美術が高評価だったらしいです。
確かにセットに関しては、本当にどうなってるの?と思ってしまいます。
カーネーションでは、商店街が大きなセットだとすぐにわかりますが、梅ちゃん先生では本当に外でやっているのかセットなのかわからないというのが正直な感想です。
さて、ドラマの方は、梅子が医者になりたいと言い出し、少しずつ行動に移し始めてきました。建造や松子に色々聞かれますが、なかなか動機など具体的な説明をしない梅ちゃん、後で「なるほど!」という梅子の説明があるんでしょうね。
それと学校の先生に「無理」だと言われると思って他の女学校の友人の話として相談するところが、かわいかったですね。
こういうエピソードつうか見せ方はベタですが本当に毎回、楽しいし安心して見られます(笑)。

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