連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月23日月曜日

梅ちゃん先生 第19回 あらすじと感想(4月23日放送)

第19回『ヒポクラテスの乙女たち』あらすじ

合格発表の掲示板を梅子は緊張しながら確認したが受験番号637番の数字は無かった。
仕方なく、学内のベンチに腰を下ろし梅子は途方にくれていた。
>落ちて当然だ。自分が医専に合格する事の方がありえない事なんだ。
>梅子は必死に自分にそう言い聞かせていました…でも涙が出そうになりました。
「やあ、どうも!いや〜ほっとしたわね」
試験の時に梅子の隣で受験した沢田弥生が梅子に話しかけて来た。
「あなたは受かったのね…おめでとう。私は…落ちたの」
梅子は悲しそうな声で応えたが弥生は平然と言った。
「え?…受かってるわよ?」

弥生は梅子を掲示板の前に連れて行き631と書かれた番号を指差した。
「631でしょ?」
「7よ!ほらここみて」
弥生は700番台の7の数字と631の1の数字が同じだと指摘した。
「あ…ということは…合格?」
「だからさっきから言ってるでしょ?」
すると弥生の親族達がやってきて合格祝いに一緒にどうかと梅子を誘ってくる。
梅子は断わろうとするが弥生が強引に梅子を連れて行くのだった。

― 夕方、合格発表へ行ったきり帰ってこない梅子を芳子達は心配していた。
「こんな時間まで帰ってこないということは…やっぱり」正枝たちの表情が曇る。
すると建造がいつもより早く帰宅する。
「コホン!…そう言えば梅子の合格発表だったな…どうだった?」
「それがまだ帰ってこないんです」
「まだ?・・・ま、どう考えても落ちる確率の方が高かったんだ」
芳子達は梅子が落ちたものだと思い帰ってきたら笑顔で迎えようと互いに言った。

「ただいま・・・」
梅子は帰宅すると家族が何も言わず真剣な目で自分を見ていたので梅子は戸惑った。
「ごめんなさい。私・・・」
「いいのよ!気にしなくていいの!(笑)」
「ここまで頑張ったんだもの!十分よね~」
芳子達が梅子の言葉を遮って笑顔で言いはじめた。
「合格したの…」
「…え?合格したの?」
梅子は笑顔で頷き、弥生の家族の祝賀会に行っていた事を伝えた。
「何してる!合格したのならさっさと帰って来い!」
梅子の帰宅時間が遅くなった理由に建造が怒鳴った。
「そう思ったんだけどなかなか離してくれなくて…ごめんなさい」
>その夜は安岡家の人達も加わってささやかなお祝いの会が開かれました。


>梅子の合格を喜んでくれる人達がここにもいました
「乾杯ー!…よくやった梅子!」
陽造の家には陽造、竹夫、山倉が梅子の祝賀会として集まっていた。。
「美味い!」陽造はビールを一口飲んでおいしそうに感想を言った。
「竹夫兄さんは、まだビールの美味さが分かりませんか?」
一方、ビールの味に戸惑う竹夫に山倉が尋ねた。
「・・・あなたに兄さんと言われる筋合いは全くありません」竹夫はグラスを置いた。
「この人は誰?(笑)」陽造が山倉の事を尋ねる。
「お父さんの教え子で梅子に英語を教えてやってたそうです」
「梅子さんの合格も僕の尽力があったからこそです!」山倉が笑顔で自己紹介した。
「しかし、梅ちゃんが合格するとはな!兄貴もビックリして目を白黒の連続だな!はっはっは愉快愉快!(笑)」
そんな中、梅子は竹夫に母・芳子だけでなく父・建造も心配しているから戻ってくることを竹夫に勧めるが竹夫は頑として断わる。
「梅子は自分の心配だけしてろ!高い学費出させておいて!」
「あ…うん」
>試験に受かる事で頭がいっぱいで両親に学費の負担をかけることにまで
>頭が回っていない梅子でした。

>5月、梅子は晴れて城南女子医学専門学校の学生になりました。
>一年生はまだ医学の専門的な授業はなく予科といって一般的な科目の講義ばかりです。
>紙不足で教科書がないせいもあり黒板に書く事を残らずノートに写さなくてはなりません

「何?これ…読めない」梅子は自分が黒板を書き写したノートを見直して顔を歪ませた。
>字のヘタな梅子は書き取ったノートをもう一度清書する必要がありそうでした。

班分けの貼紙が廊下に貼られた。梅子は弥生と一緒の班になったことを喜んだ。
すると一人の女子生徒が梅子と弥生に笑顔で話しかけてきた。
「Cですね?他にもC班の人いますか~?向こうで顔合わせをやりまーす!」
その女子生徒を見て弥生はニヒルに笑った。
「…仕切り屋か。まあ、ああいう人が一人いると便利だけど」

中庭に集まった梅子達C班を前に声をかけてきた女子生徒が自己紹介した。
「私は須藤雪子です。家は碑文谷で病院をやっています」
「もしかして須藤病院?・・・凄く大きくて立派な病院よ」
弥生の隣に座っていた女子生徒・瀬川典子が弥生と梅子に耳打ちをした。
「あら?ベッド数100ほどの小さな病院よ」
その後、下村梅子、沢田弥生、瀬川典子、園田江美は名前だけの自己紹介をし終えると、雪子は一枚の紙を取り出し梅子達に見せた。
「この紙貰ったよね?皆、制服を作るでしょ?お金に衣料切符をそえて申し込むのよ」
「・・・布地が不足か結構良い値段するのよね」
「制服・・・着ないといけないわけじゃないでしょ?」
典子と弥生が困惑した表情を浮かべながら雪子に尋ねた。
「あら!この班の人はみんなで着ましょうよ!統一感があるし、結束も高まると思うのよ!」雪子は嬉しそうに弥生たちに提案した。
「結束してどうするの…」弥生が小さな声でつぶやいた。
>城南女子医学専門学校の制服は胸元に桜の刺繍をあしらったデザインが
>特徴でこの制服に憧れて医専を目指す人もいるほどです。

― 夜、夕食時、梅子は制服の話を切り出そうすると松子と芳子が話を始めた。
「そう言えばまたダベ物の値段あがったわね!」
「松子が働いてくれるおかげで本当に助かるわ!」
梅子は2人の会話を聞きながら夕食のメニューの寂しい品数と内容を見ていた。
>学費の負担をかけた上に制服のお金を出して欲しいとはとても言えない梅子でした。
「梅子、なにかいいかけたんじゃないの?」正枝が梅子に尋ねた。
「いえ…いいの」

『梅ちゃん先生』第19話の感想とレビュー

630・・・631・・・638・・・って、ちょっと待ったー!!
梅子が最初に確認した数字と弥生と一緒に確認した時の数字、明らかに違いすぎ(笑)
まあ、梅子が試験のしすぎで目が疲れていたということで。
先週末から登場しはじめた弥生さん、個性がすごいです。
「…仕切り屋か」(´_ゝ`) 「結束してどうするの」(#`-_ゝ-)
といった名セリフというか毒舌を次々と繰り出していきます。
一歩間違えれば、『ちびまる子ちゃん』の野口さんでしょ?山倉さんに勝るとも劣らないキャラでかなり笑わしてもらえました。
梅ちゃん先生の今週のタイトル『ヒポクラテス』ってどういう意味と思って調べたら古代ギリシアの医学の大成者の名前だそうです。なるほど。

PR