連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年4月18日水曜日

梅ちゃん先生 第15回 あらすじと感想(4月18日放送)

第15回『やるなら、やらねば』あらすじ

「来週から進学する人の為に特別授業をすることになったの。あなたも出なさい」
担任の節子が梅子に伝えると梅子は深刻な顔になった。
「…私、勉強できないんです」
「だから勉強するんでしょ?」節子は少し笑った。
全然分からないと訴える梅子に節子は教科書を並べ確認を始めた。
「えっと…二次関数は分かってる?」
「一次なら、なんとか」梅子は言いにくそうに答えた。
「じゃあ…元素記号覚えてる?」
「うっすらと…」
「…かなり根本的に勉強のやり直しをしないといけないわね」
>医学専門学校の受験に向けて大きく踏み出した梅子でした。
>でも心の中は期待よりも不安で一杯でした。

― 夜、梅子は家の外に設置してあるドラム管の風呂に入っていた。
すると家の中から母・芳子が明日の配給に行くようにと声がした。
>芳子に用事を言いつけられても勉強が忙しいからできないとは言えない梅子です。
「あら、今日銭湯やってるわ!お母さんほら!」
芳子が銭湯の煙突にある灯りに喜び、正枝に伝えた。
「行かなきゃ!今度はいつかわからないから!」
>銭湯が営業する日は煙突に灯りを付けて知らせてくれます。
「梅子も銭湯…あら、もう入っちゃったの?いいわ(笑)」
「待って!私も行く!もう一回入る!」
梅子は勢いよく風呂からあがろうとした。

― 翌日、担任の節子に医専を受ける事を言ってない無いと梅子は伝えた。
「本当は家族に言って協力してもらったり応援してもらうのがいいんだけどね…」
節子は授業で使った黒板を消しながら言った。
「それより問題は英語と理科よ…個人的に教えてくれる人探しておいて」
>この頃、人々の間では英語の勉強がちょっとしたブームになっていました。
>9月に出版された「日米会話手帳」は360万部のベストセラーになりました。
梅子が声にだしながら英語の勉強をしていた。
「へえ!英語の勉強してるの?」
芳子が勉強している梅子に感心していた。
>下村家の人々は梅子が勉強している姿をみても
>受験勉強だとは思いもしない様子でした。

― 学校帰りに梅子はアメリカ人とぶつかってしまい、派手な女性に注意される。
梅子はその女性をみて英語は山倉に教えてもらう事を思いつき山倉を大学病院を訪ねた。
「…つまり僕に英語を教えて欲しいほしいと?そういう事ですか?」
山倉が意外そうな顔で梅子に確認をした。
「はい!お願いします!」
梅子は頭を思いっきり下げた。
「僕は、てっきり梅子さんに嫌われてると思っていましたがどうして僕に?」
「他にいなくて…」梅子がため息まじりに答えた。
「え!?じゃあやっぱり嫌いなんですか?」
「あ!いえ…そういうことではなくて…」
「ハハハ!正直な人ですな!わかりました!僕が出来る範囲でお教えしましょう!」
梅子は礼を言うと山倉のいる大学を後にした。
>英語の個人教授を確保した梅子は今度は理科を竹夫に頼もうと思いついたのです。

竹夫の友人に竹夫が叔父に世話になると言っていたと教えてもらった梅子をだるま食堂で働く女性・あかねが呼び止めた。
あかねは、竹夫が店に忘れていった小説『ハムレット』を梅子に渡そうとした時、あかねの弟が母が熱を出したと走ってやってきた。

困っているあかねを放っておけず梅子はだるま食堂の仕事を引き受けてしまう。
「カツ丼お待たせしました!」梅子がカツ丼を男性客のテーブルの上に置いた。
「俺はメザシだよ!」
「カツ丼はこっち!」
梅子はあかねの代わりに店を手伝うがミスを連発してしまうのだった。

「ありがとうございました」
再び、店に戻ってきたあかねは自分の代わりに働いてくれた梅子に頭を下げた。
「いえ…お母さん大丈夫でしたか?」
梅子は借りていたエプロンをあかねに返した。
「お医者さんに見ていただいて…赤の他人なのにこんなに親切にして頂いて」
「病気の人をほっとけないですから…それじゃ」
梅子は自分の肩を叩きながら帰って行く。
あかねは竹夫の本を渡しそびれた事に気づき追いかけるが梅子の姿はもうなかった。

― 「え?梅子と山倉さんが?」
帰りに見た光景を松子から聞いて芳子は驚いた。
「そうなの。康子さんの店で仲良く話し込んでいるのよ…」
「なんだ…山倉とうまく行ってるのか」新聞を広げながら建造が呟いた。

「医者になりたいって言わなくなったでしょう?お医者さんになるのを諦めて自分の将来を考え直しているうちに山倉さんとの結婚も悪くないと思い直したんじゃないかしら?」
松子が言うと正枝と芳子の二人は納得した。
「しかし…」
建造が異論を唱えようとしたので正枝は遮った。
「あなたが言い出した結婚じゃありませんか。何が不満なんですか?」
「親に隠れてこそこそするなんて…」
その時、梅子が帰ってくる。梅子は家族の様子をおかしく感じた。
「何?」
「ううん(笑)」松子は、芳子に話を振るように促す。
「あの…梅子も、もう大人よね?」芳子がぎこちない様子で話しかけた。
「もう17だもの」正枝も続く。
「16よ」
「もうすぐ卒業だし…その後もいろいろねえ?」
「それは…考えてます…ちょっと言い出しにくくて…でも自分で決めた事だからちゃんと言わなくっちゃって思って」
「だから悪い男ではないといったろ?」
「え?」建造の言葉に梅子は驚いた。
「山倉さんでしょ?わかってんのよ(笑)」
「隠さなくていいのよ?会ってたんでしょ?」芳子と正枝が笑顔で梅子に尋ねた。
「あれは…その…英語を教えてもらってたんです」
「英語?どうして?」
「医専を受けるのに英語の勉強を…」
「お前、まだ…」建造が怒り出す前に梅子は続けた。
「私…城南女子医専を受けます!」
「お前は医者に向いてないと言ったろ!」建造はたまらず大きな声を出した。

梅子「どこがですか?」
建造「…無駄な議論だ。どうせ合格しない」
梅子「じゃあ、もし合格したら?」
建造「しない!」
梅子「もしかしたら…」
建造「無理だ!」
梅子「ひょっとしたら…」
建造「はあ…どうせ落ちて泣くだけだ!」
梅子「じゃあ!受験してもいいんですね!?」
建造「え?…勝手にしろ!」

「はい!そうします!」梅子は笑顔で答えた。

『梅ちゃん先生』第15話の感想とレビュー

まさかの山倉氏の復活でした。相変わらずの暑苦しさ・・・素晴らしい演技力です。
何故、梅子が山倉に英語を教えてもらうかがイマイチ納得できませんでしたが、どういうことなんでしょうかね。アメリカ人にしつこく言い寄る女性を観たから?
とにかく山倉の復活で竹夫の時と同じ様に勝手に話を膨らませる下村家。
建造も真面目なキャラですが逆に笑えます。
今日の終わりのシーンで梅子が見せた久しぶりの笑顔が印象的でした。

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