連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月2日水曜日

梅ちゃん先生 第27回 あらすじと感想(5月2日放送)

第27回『もつべきものは、友』あらすじ

>梅子達のコーラ作りは順調に進んでいました。
叔父・陽造の家に集まった梅子や弥生達はコーラを作り瓶に詰めていた。
「やあ!どうもお兄さん!」
コーラ作りに手伝いにきた山倉が空き瓶を運んでいた竹夫に挨拶をした。
「あなたに『お兄さん』と呼ばれる筋合いはないと言った筈です」
竹夫は、不愉快そうに言った。
「すいみません、つい(笑)」
「お兄さん、大学の医学部に通ってらしたんですって?」雪子が竹夫に質問した。
「はあ…」竹夫が困惑しながら答える。
「勉強で分からない所があったら教えてください!」
「あの…この人はお兄さんと呼んでいいんですか?」山倉が横から竹夫に尋ねた。
「いいです!」
「雪子さん、勉強なら僕がお教えします。この人は口べたですから(笑)」
そのまま山倉は雪子の顔に見とれてしまう。
「ちょっと!こぼれてるんですけど」
「ああ、そうですか…(笑)」
弥生に指摘されるも山倉は、上の空で作業を続けコーラを零してしまう。

― 夕方、陽造の所から帰宅した梅子に幼なじみの安岡信郎が声をかけてきた。
「なんだか楽しそうだな」
「うん、楽しいよ!とっても楽しい!」梅子は笑顔で応えた。
信郎は梅子の襟のシミに気づき、梅子の行動を不審に思う。

― 蒲田のキャバレーのホールでは歌手の採用テストが行われていた。
「あんなのばっかし!経験者に限るって書いてあるのにさ!」
募集してきた女性の下手な歌を聞いて支配人・久保田が他の店員に愚痴をこぼした。
続いて募集にやってきた矢吹あかねにも興味なさそうに質問した。
「…あなた経験はあるの?」
「いえ…すいません」あかねは申し訳なさそうに頭を下げた。
しかし、あかねが歌いだすと支配人はあかねの歌声に聞き入ってしまうのだった。
その帰り道、竹夫と偶然出会ったあかねは嬉しそうに竹夫に話しかけた。
「こんにちわ!梅子さんに伝えてください!私『合格したって』」
竹夫は何に合格したか尋ねようとするが、あかねは配給に間に合わなくなると言って慌てて行ってしまうのだった。

― 書類を松子から受け取った真田が話しかけた。
「冴子がご迷惑をかけたそうですね」
松子は真田の行動に対して遠まわしに注意を促すが真田は聞く耳を持たない。
「僕は決めたんです。これからは好きなように生きるってね」
「ご自由に・・・人に迷惑をかけないようにやってください」
「はーい」真田は生返事を松子にした。
「・・・それから今の自分が亡くなった方に顔向けできるかどうか考えてください」
松子が言った台詞に真田は、当惑してしまう。

― 帰宅した梅子が信郎にコーラを見せた時、警察官が現れたので梅子は慌てて隠れた。
「警察?…そんなにまずいのか?」信郎が不安そうに梅子に尋ねた。
「まずくないよ。美味しいよ」
「そうじゃなくて!…とにかくこいつは任せてお前は隠れてろ!」
信郎はコーラを脇に隠し、立ち去ろうとするが警官に見つかってしまい追われてしまう。

― 警察に連行された信郎は瓶の中身が何かを問いただされていた。
「知らない」信郎は無愛想にコーラについて応えていた。
「ビールとかウィスキーとかあの辺で取引してる奴がいるんだよ!その類いだろ!」
警官が声を荒げて信郎に尋ねているところに梅子が入って来た。
「それ…私のなんです。この人は何も知らないんです」
「お前のもの!?…何だ?これは?」警官が梅子に尋ねた。
「コーラです。というか…コーラのようなものです・・・飲んでみてください」
「飲めだと!?…飲めんのか?」
「飲み物ですから」

梅子に勧められるままに警官は恐る恐るコーラ一口を飲んだ。
「何だ?こりゃ!シュワーとなったぞ!!」
警官の感想を聞いた梅子は更にもう一口飲むように促した。
「…うまい」
「アメリカでは普通に飲まれている物です。自分達で作ってみました」
コーラの感想を聞いた梅子は礼を言って信郎と取調室から出ようとするが呼び止められる。
「アンタまだ未成年だろ?ちゃんと保護者に迎えに来てもらわないと!」
「えー!?」
警官の発言に梅子は顔をしかめた。

― 家に戻った梅子は建造に説教を受けていた。
「毎日、勉強会だと言ってこんなもの作っていたのか!医者になると言って医専に入ったんだろ?お前は勉強だけしてればいいんだ!お前にはがっかりした。医専に入って少しはましになるとおもったんだが…」
すると梅子の家に園田江美が訪ねて来た。
「おばんです!…梅ちゃん!ありがとう!!」
江美は友人ハナの具合が良くなった事と子供が可愛かった事を報告した。
「すまないが…今、取り込み中で…」
建造が江美に言葉をかけるが江美はテーブルにあったコーラの瓶を見て興奮した。
「コーラ!なんと!できてあったんだ!?…飲んでええ?」
江美は梅子の返答を待たずに勝手に家に上がりこみコーラを飲み始めた。
「ゴクゴクゴク・・・うんめー!うまぐいったなあ!!」

コーラの感想を言い終えた江美は梅子の家族が固まっていることに気がついた。
「どうしただ?」
「君も勉強もしないでこんな物を一緒になって作っていたのか?親御さんが知ったら…」
建造が険しい顔をしながら江美を見た。
「オラの為だ…梅子さん、オラの汽車賃稼ぐってコーラ作ろうって言ってくれたんだ…梅子さんのおかげでハナちゃんのとこ、見舞いにいけたんだ…ハナちゃん、オラの顔見て元気になったようでみるみるいくなって…梅子さん『やろう』っていってくれなかったら(泣)」
江美は泣きながら説明すると再びコーラを飲みだした。
「うめえなあ!甘えごと…」
>建造の怒りもなんとか収まりましたがそれ以上コーラ作りを続ける訳にも行かず
>梅子は夏休みの残りの日々を勉強一筋で過ごしたのでした。



『梅ちゃん先生』第27話の感想とレビュー


山倉さん、再登場でしたが相変わらずキモキャラ街道を突っ走ってます(笑)
どうやら梅子の次のターゲットを雪子に絞ったようですね。出てきたときは本当にイライラする人物でしたが、あそこまで行くとある意味、爽快です。
ただ、何故に陽造の家でコーラの製造をしていたかは不明です。
今日は、警察官役にお笑いコンビ『アンジャッシュ』の児島さんが出ていてビックリ。
あの人、『マルモのおきて』でも警察官役でしたけど、キャラも同じような感じでした。
蒲田のおっちょこちょい警察官として、この後もしばらく出てほしいです。
あと児島さんは矢吹あかね役の宇野実彩子さんのファンだそうです。

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