連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月4日金曜日

梅ちゃん先生 第29回 あらすじと感想(5月4日放送)


第29回『もつべきものは、友』あらすじ

>再試験に向けて梅子は朝早くから夜中まで必死になって勉強していました。
「あ…」
学校の中庭で江美から勉強を教わっていた梅子の隣に少女が座った。
「ほら!お姉ちゃんお勉強中なの!邪魔しないの」
典子は少女を抱きかかえると、梅子達に自分の娘・みどりを紹介する。
典子の母が風邪をひいたので学校に連れて来たのだ。

「雪子さん!…雪子さんて山倉さんの事どう思う?」
梅子は、ちょうどやってきた雪子を呼びとめ山倉について質問してみることにした。
「山倉ってコーラ作りを手伝ってくれた人?」
「うん」
「うっとうしい!」
梅子は雪子のサッパリした返答に何も言えなくなる。
「それより、みどりちゃんて絵が上手なのよ!」
雪子はみどりがノートに描いた絵を広げて見せた。
梅子はノートに描かれた人物を指差しながらみどりに確認していく。
「えーと、これがみどりちゃん、これがお母さん…この人は…」
「お父さん!」
みどりの答えに一同は固まってしまう。
「遠くにいるの…いつか帰って来るの!」
>終戦から一年、戦争の傷はまだいえてませんでした。

陽造と竹夫はアメリカ人と商談していた。
陽造の言った事を竹夫が英訳して伝えるが、うまく訳せず、つまってしまう。
商談終了後、陽造が竹夫に注意した。
「ちゃんと訳せよ!なめられるだろ!?」
「…僕が勉強してたのは医学の英語ですからこういう英語はどうも…」
「英語の問題じゃねー気合いが足んねえだよ!」
陽造は竹夫が持っていた辞書(?)を家の中に投げ入れた。
「まあ、いいや、商談が成立した祝杯をあげにいくか!」

陽造と竹夫は蒲田にある店・ニューオリンズに行く。
舞台の生バンドによる演奏が終わると客から拍手が起こった。
「こんな店ができてますますこの街も賑やかになってるな!(笑)」
満足そうに陽造が竹夫に言った。
するとその時、拍手が再び沸き起こり、舞台にあかねが登場した。
あかねはマイクの前に立つと洋楽を歌い始める。
「どうかしたか?」
ぼーっとあかねを見ている竹夫に陽造が声をかけた。
「いえ…」
「なかなか良い娘じゃないか…あれ?どっかで見た気がするな」

「あの…ありがとうございます。来てくださいて」
店内を歩いていた竹夫をあかねが呼び止めた。
「ビックリしました。いや…しかし、あの…上手ですね、歌」
竹夫は緊張のせいか、たどたどしくあかねを褒めた。
「ありがとうございます。」
「あの歌は?」
「Anything Goes という歌です」
「『世の中は、どんどん変わって何でもありだ。それを嘆くんじゃなくて開き直って楽しもう!』・・・そんな意味ですかね。まさに今の世にふさわしい歌ですね。」
「・・・英語、おできになるんですね?」
「少しだけ(照)。さっきも通訳がヘタだって怒られたところです」
「他にも英語の歌がいろいろあるんです!…でも歌詞がよくわからなくて…」
「はあ。…じゃあ、あの…!」
竹夫が言い終える前に店の二階部分から陽造が声をかけてきた。
「おい!竹夫!行くぞ!」
あかねは竹夫に店にいることを梅子に伝えるよう頼んで二人はわかれた。

― 真田に連れられ松子は喫茶店に入った。
席に座りサイダーを二本注文した真田は松子に戦争で誰か家族がなくなったかを尋ねた。
松子は立派な軍医だった婚約者を亡くしたと伝えた。
「軍医さんか…俺も世話になった軍医さんがいたな…」
真田は野戦病院で手術を受け軍医に助けられた話を松子に話した。
「その後病院で横になっている間に戦争が終わった。あの軍医さん、どうしてるかな…無事復員したかな…」
懐かしそうに真田が呟いた。
「聞いてみましょうか?私の父は大学病院の医者なんです!会ってお礼が言いたいんじゃないですか?」
「ごめんだね…命を救ってくれた人に今の俺を見せたくない」
真田は立ち上がるとタバコに火をつけた。
「そんな生活をさせる為に命をすくってやったんじゃないって言われそうだ…」
「だったらその軍医さんに会っても恥ずかしくない人になればいいじゃないですか!」
「今更…(笑)」
「できます!今からでも!」松子は立ち上がった。
「簡単に言うな…」
そう言うと真田は松子が止めるのを聞かずビールを注文した。
「俺なんかより生きる価値のある人間はいくらでもいた…何で俺なんだよ!」
真田は運ばれて来たビールに口をつけた。

放課後の教室で梅子に勉強を教えていた典子が窓から景色を見ていた。
「…どうしたの?」
「ううん、いいのよ。年下の人に心配かけるなんてみっともない」
「そんな事ない。典子さんいつも私達の事心配して面倒見てくれてる。…たまには典子さんの心配もさせて」
梅子の辛そうな表情を見て典子はゆっくりと口を開く。
「夏休みに…引揚者の援護活動に参加したでしょ?
あの時に会った人がいて…幅員してきた人。」
典子がお茶を配った相手が何日か後にまた自分に会いに来たことを典子は話した。
「そんな事があったの…全然知らなかった」
「ごめんなさい。黙ってて…」
典子は娘のみどりと、その男性に何度か会った事や娘がなついた事を梅子に語った。
みどりもなついてくれた。
「で…結婚して欲しいって言われたわ」
「え?」
「いい人なの。もし結婚したら学費の心配もなくなるわ・・・」
「すごい。よかったじゃない!おめでとう!」
梅子は嬉しそうに笑顔で典子を祝福した。
「結婚なんかできる訳ないじゃない…できないのよ」
典子は微笑みながら首を横に振った。

『梅ちゃん先生』第29話の感想とレビュー

気のせいかもしれませんが、若干、梅子のカマトトぶりが気になりました。
最初は、全然、気にならなかったんですが、今日はなりましたね。典子さんのシーンで。
「え?そんなに無神経な事を言えちゃうの?」的に(笑)
娘のみどりちゃんの絵を見て「この人は・・・」って・・・どうみてもお父さんでしょ(笑)パッと見て絵に3人描かれていた突っ込まないでー(>_<)ノです。
オープニング最後で医者になった梅子が白衣を着て現れるんですが、その頃までには、もう少し成長して欲しい!と思う今日この頃です。ネットで掲示板とか見ると、同じような書き込みが多かった(笑)あと山倉さんの降られ方が面白かったです。
そんな面白話と相反して進むロマン竹夫と松子。
なんだか誰が主人公がわからないくらい盛り上がってきましたね~

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