連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月6日日曜日

梅ちゃん先生 第30回 あらすじと感想(5月5日放送)

第30回『もつべきものは、友』あらすじ

「再試験はいつだ?」
夕食の席で父・建造が梅子に尋ねた。
「明日と明後日です」
「・・・そうか、もう後がないな」
「『いよいよだな』とかたまには言えないの?」祖母の正枝が建造をたしなめた。
「実際、後がないんです」
「わかってます…」梅子は小さくため息をついた。

― 梅子は勉強小屋で勉強しながら典子の事を思い出していた。
お茶(白湯?)を差し入れしてくれた松子に相談を持ちかけ、2人は近所で飲食店を営む康子の店に行く。

梅子は二年前に主人が亡くし自分だけ幸せになってはいけないと言っている典子の話を松子に説明した。
「何か言ってあげられる事、ないかな?結婚したら生活だって楽になるし子供さんのためにも再婚した方がいいと思うの…」
「…多分ね、その男の人がいい人だから、好きだから結婚出来ないって思うのよ」
「え?」
梅子は松子の返答に驚く。
「お子さんの生活の為に好きでもない人と結婚する方が少しは気が楽かもしれないわね…人の気持ちはね、右から左に行かないの」
すると後ろで梅子と松子の話を聞いていた康子が話に入ってきた。
「私は今はお父ちゃん戻ってくるの待ってくるけど、もし死んだなんて知らせが来たらさっさと良い男探す!」康子は照れくさそうにテーブルを拭きはじめた。
「そういう人がいても良いと思う!新しい日本を作って行くには新しい家族をつくっていかないと!」
「ああ!そうだよ!こっちは子供抱えてずっと待ってんだ!
待ちぼうけ食わせたバツに思いっきり良い男見つけてやるんだ!戻ってこなかったら承知しないんだから!(泣)」

>次の日から再試験が始まりました。
試験が終わった梅子が弥生、江美、雪子に典子から聞いた話をした。
「…典子さん、このままでいいのかな」
「典子さんの事は私達が考えるから。梅子は試験の事だけ考えて!」
心配そうにはなす梅子に弥生達は伝えた。
>それからどうなったのか梅子には分かりませんでした。

― 夕方、梅子の家に訪れた弥生達は、典子に求婚している男性に会い何年も典子を待ってくれる気持ちがあるかを確認するため男性の職場に行ったことを伝えた。
「…その人、田舎で見合いを勧められているんだって。他に結婚するつもりの人がいないのなら断れない雰囲気なんだって・・・」
更に弥生は、男性が明日、見合いのために田舎に帰らねばならない事を伝えた。
「典子さんは?」
「『もういい。これでいい』って、それだけ」
梅子は弥生や雪子達と動揺に表情を曇らせた。

>梅子は翌日、最後の再試験を受けていました。
窓から典子が座っている見えると梅子は席を立ち、教室を飛び出した。
「どうした!?再試験中だぞ!!
試験監督の教師・扇田が注意するも聞かず梅子は中庭にいる典子に走って会いに行く。

「典子さん!」
「梅ちゃん、あなた試験は!?」
典子は再試験中の梅子が現れたことに驚き、必死に梅子に教室に戻るよう言うが梅子は首を横に振った。
「ねえ、もう一回考えてみて。本当にこのままでいいの?」
「・・・どうして私のためにそんなに必死になってくれるの?」
「典子さん、いつも私達のために何かできないかって考えてくれてるじゃない!今くらい自分の事考えて!医者は人の幸せを願う仕事でしょ。でも、自分が幸せになっちゃいけないなんて思っている人が人を幸せに出来るのかな!?」
梅子の言葉を聞いて典子は腰を下ろした。
「…ごめんなさい。年下なのに・・・生意気な事を・・・」
「不思議ね…あなた死んだ旦那が言ったのと同じ事を言ったわ・・・『お前はいつも人の事ばかり心配して少しは自分の事も考えろ』って・・・あの人いつも・・・(泣)」
その時、遠くから汽笛が聞こえると、典子は立ち上がり走っていっていく。

典子が駅へ向かうのを見送った弥生が恐る恐る梅子に尋ねた。
「・・・あのう・・・梅子?あなた再試験の途中だったんじゃない?」
「あ!!!!」
梅子は慌てて教室に戻ろうとするが試験はすでに終了し、生徒達が教室から出て来る。
生徒達と一緒に出て来た教師は教室に戻ろうとした梅子に気付いた。
「君は試験を放棄したとみなす…落第だ!」
すると江美、弥生、雪子の三人が扇田の進路を塞いだ。
「下村さんは友達のために席をやむをえず席を立ったんです!
「せめてもう一回、試験を受けさせてやってください!」
三人は、教師の前で頭を下げ、扇田の進路を妨害し続けた。
すると扇田がため息交じりで呟いた。
「トリコンなんて前代未聞だ・・・」
「え!?」扇田の言葉に三人は顔を上げた。
「いい友達を持ったな(ドイツ語)」
「ありがとうございます!」
弥生達は扇田に頭を下げ、梅子の落第のピンチを切り抜けた事を喜んだ。

>典子はその男の人に言ったそうです
>?『今は結婚はまだできない。しばらく待っていて欲しいと』
>その男の人は中のお見合いを断ったそうです。
>そして典子をいつまでも待つと言ってくれたそうです

>梅子はドイツ語の再々試験を仲間達の協力もあって無事に乗り切ることができました。
弥生や由紀子達は蒲田食堂で梅子の再々試験合格を祝ってサイダーで乾杯していた。
「みんなありがとう!」
江美が実家からの送られてきた手紙の中にハナちゃんの写真が同封されていた事を打ち明け、一枚の写真をテーブルに置いた。
その写真には、一頭の牛が写っていた。
「・・・・・牛?」
一同は写真をみて固まってしまう。

『梅ちゃん先生』第30話の感想とレビュー

うーん・・・どうなんでしょうか。正直な所、ツッコミ所が満載で・・・。
まず、あそこで試験中に飛び出さないでしょ?冒頭でも建造が「後が無いな・・・」とか注意されているのにも関わらず、飛び出す梅ちゃん、将来不安です。あの調子だったら将来、手術中でも起こりえるってことでしょ(笑)。
真っ直ぐで友達想いな設定はいいけど・・・しかも扇田先生も折れるの早すぎ。
あと、梅子が典子から聞いた話を一気に拡散波動砲ばりに皆に広げるのはいかがなものかと…。しかも弥生達も聞いたその日に男性の職場に押しかける行動力、若いって凄い!
建造の話を聞いた弥生達がいきなり建造に会いに行って真相を確かめるエピソードを継いでるのでしょうかね。
まあ、おせっかいな行動は結果的に典子は幸せになれたっぽいので良しとしましょう。
ハナちゃんが牛だったのは、ある程度予想はしてましたが4人の固まり方が面白かったです。

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