連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月7日月曜日

梅ちゃん先生 第31回 あらすじと感想(5月7日放送)

第31回『次へのステップ』あらすじ

>梅子達は城南女子専門学校の二年生になりました。
>解剖学や生理学など医学の専門的な授業がいよいよ始まったのです。
勉強している梅子を父・建造が後から覗きこむ。
「解剖学か?自分でも絵を描いてみる事だ。そうすると理解が早まる」
「やってます」
建造は描いている絵を見せるように言うが梅子は断った。
ノートを見せるよう再度迫る建造に仕方なく梅子はノートを渡した。
「…うん?何だ?コレは!?こんな臓器は人間にはない!」
「肝臓です!」梅子が答えた。
「肝臓?ジャガイモかと思った・・・」
母・芳子も祖母・正枝も梅子の描いた肝臓を見てジャガイモに見えると言い出す。
「医学の前に絵の練習をしろ!」
>梅子にとっては医学の道は前途多難のようです。

― 梅子が一人で学校の中庭にある像の模写をしていると弥生達がやってくる。
梅子は、慌てて隠すがノートを奪われて中身を見られてしまう。
「…何?これ?」ノートに描かれた絵を見て弥生達の表情が曇った。
「あそこにある像を描いていたの?もうすぐ解剖実習が始まって人間の臓器の絵を描くことが増えるじゃない?父にも練習しろって言われて」
典子「…たしかに練習が必要のようね」
弥生「サルかと思った」 雪子「雪男に見えるわ」 江美「毛玉じゃねーの?」
梅子「・・・もう!みんなしてバカにして!!」

― 梅子は叔父の陽造の下で仕事をしている竹夫を訪ね、絵の練習方法について聞くが竹夫の返答は全く参考にならなかった。
「もういい…聞く相手を間違えたわ…」
諦めて梅子が帰ろうとすると竹夫は、呼び止めた。
「あ!そういえばあれだ!あの…あかねさんっているだろ?…ニューオリンズっていうキャバレーで歌手やってるよ」
「え?…じゃあ、合格したんだ!」

― 梅子は竹夫と陽造に連れられキャバレー、ニューオリンズを訪れる。
店に入るとあかねが壇上でちょうど歌い始めたところだった。
― 梅子達が席に歌い終えたあかねがテーブルにやってきた。
「歌、上手ね、すごいわ~」梅子があかねを褒めた。
「当たり前だろ?プロなんだから」竹夫が梅子を睨んだ。
「私、絵とか歌とか上手な人って尊敬しちゃう!」
「ありがと。でも梅子さんのおかげよ。あなたが背中を押してくれたから…それに竹夫さんにも英語の歌詞を教えて頂いているし、本当にお二人にはお世話になってばかり」
あかねは嬉しそうに梅子と竹夫の2人を見た。
陽造があかねに大きな店に移動する事を提案するが今のままで充分だと返答する。
「けど弟と妹がいるだろ?これから学費とか大変になるんじゃないのか?」
陽造のしつこい質問にあかねが戸惑うと竹夫が助け舟を出した。
「本人の居心地が良い所が一番ですよ」
「まあ、竹夫は彼女がずっとここにいてくれた方がいいよな~」陽造が竹夫を見た。
「いや!僕はそんなつもりで言ったんじゃないですよ!」竹夫が声を荒げた。
「こういう事言うとすぐ怒るんだよ。最近、竹夫を怒らせるのが楽しくってな(笑)」
陽造の笑う姿に梅子とあかねもつられて笑った。

― 松子は伝票を真田に提出して帰ろうとしたとき真田の異臭に気がついた。
「…真田さんもしかしてお酒飲んでます?」
胸ポケットに隠し持っていた酒瓶を松子にこっそり見せた。
「課長に知られたらクビになりますよ!」
松子が小さい声で叱責するが真田はふざけて取り合わない。
諦めて帰ろうとしたとき真田が声をかけてきた。
「下村さん、額縁ショーって見た事ある?」
「何ですかそれ?」
「知らないのか?最近、流行ってるらしいぞ。僕はね…君が仕事している様子をこうして時々額縁ショーにして見てるんですよ(ニヤリ)」
額縁ごしに松子を見ている真田に困惑しながら松子はオフィスを後にした。

― 夕食時、正枝がおもむろに『額縁ショー』の話題をはじめた。
「最近、額縁ショーってのが流行ってるらしいわね・・・大きな額縁の中に女の人が裸で絵みたい止まってるのをお金を払ってみるらしいわよ」
「裸・・・」松子は苦虫をかみつぶしたような顔になった。
建造「くだらん物が流行るな・・・」
芳子「やっぱり少しは動かないとねぇ…」
建造「そういう問題じゃない!」

― 風呂に入っている松子に外の井戸で手伝いをしていた梅子が声をかけた。
「今日ね、竹夫兄さんに会ったの。仕事にも随分馴染んでいるみたいだった」
梅子はキャバレーに連れて行ってもらったこと、あかねという歌手の友人が働いていること、そのあかねと竹夫が仲がいい事を松子に伝えた。
「・・・そういう人とあんまり関わらない方がいいんじゃない?」
嬉しそうに話す梅子に松子が言った。
「どうして?変な人じゃないのよ」
「でも梅子とは違う世界の人でしょ?…生きる場所が違う人とは結局わかりあえないんじゃないかしら」
>梅子は松子がどうしてそんな事を言ったかよく分かりませんでした。

― 授業中、解剖学の教師、柴田から来週から解剖実習が始まることが告げられる。
授業が終わると先輩である香織達が梅子達に話しかけてくる。
香織達は解剖実習室に一人で入らない方がいいと理由も言わず告げて去っていた。
「・・・何しに来たの?・・・あの人達」弥生が不思議そうに言った。
「私達を脅かそうとしたのよ!堂々とやってやりましょう!」
「私ね、勇気が必要な時はこれをみるようにしてるの!」
梅子はドイツ語の35点の答案を取り出した。
「去年、赤点とったドイツ語の試験じゃない?」
「そう!落第しそうになっても頑張って挽回した事を思い出すの!」
「なるほど、人間に不可能はないってきがしてくるわ~」
弥生が笑うと中庭に見慣れない学生達が入ってきた。

「どうも、こんにちは」
4人の男子学生が梅子達のグループに近づいてきて挨拶をしてくる。
梅子は4人組の男性学生の中の一人と目が合った。
>この時、梅子と松岡敏夫は出会ったのでした。

『梅ちゃん先生』第31話の感想とレビュー

今日の見所は何と言っても『梅子の絵』ではないでしょうか(笑)
絵のヒドさも面白かったし、建造が梅子から絵を見せられて、どう見るのが正しいのかわからずノートの向きを変えたのがリアルでした。細かい演技、素晴らしいです。
ドラマの方はと言うと、少しずつ医者に向かっているのですが、また話が脱線しそうな雰囲気ですね・・・真面目な医学を学ぶシーン等を是非とも多く流して欲しいところです。
今日は『お前まで来たらお前の親父さんはどう思う!?』と梅子に家に来ないよう伝えた筈の陽造叔父さんがキャバレーに連れて行ったり、いくらなんでも仕事場に酒があったらバレるでしょ?という松子姉さんの額縁ショー楽しむ真田さんだったりするわけですが、珍しく建造に一歩もひかない芳子ママさん。ダンスを隠れて習ってるんしょうか?
正直なところ、安岡親子にもっと登場してもらいたいです。

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