連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月15日火曜日

梅ちゃん先生 第38回 あらすじと感想(5月15日放送)

第38回『愛のから騒ぎ』あらすじ

「あったあった!女学校時代に呼んだの。あげるわ」
松子がロミオとジュリエットを梅子に渡すと梅子は喜んだ。
>梅子はロミオとジュリエットを読むうちにだんだんその世界に引き込まれて行きました

『おお!ロミオ!ロミオ!なんであなたはロミオなの!?』
梅子が妄想の世界でジュリエットになりきっていた。
『教科書を口に出して読むのは良い事だ。より一層理解が深まる』
妄想の世界に突然、父・建造が現れ、梅子は現実に引き戻されるのだった。

― 真田が熱心に仕事をしていると女性社員が笑顔で真田に話しかけた。
「驚いた!退院してからすっかり真面目になって。よっぽど入院が堪えたんですか?」
「怖い看護婦がいてさ~酒持っていると大目玉食らうんだ。今夜あたり退院祝いしてくれよ」
「みんなでですか?」
「君と2人でだよぉ~(笑)」
女性社員とのやりとりを聞いていた松子が呆れ顔になった。

― 梅子が庭の野菜を収穫していると松岡が現れ、梅子に話があると伝える。
梅子は康子の店で待つように伝えて慌てて家に入って準備をはじめた。
ふと後ろを振り返ると建造が不思議そうに梅子を見ていた。
梅子が家を出ると弥生が物凄い形相で江美と玄関前に立っていた。

「梅子、私達は医学生よね?今は勉強が何より大切よね?」
梅子の家の脇で弥生が梅子に重々しく語りかけた。
「私達、恋愛なんかしないって決めない?アンチ恋愛同盟を作りましょう!」
「はい?」
弥生の突然の提案に梅子は、聞き返してしまう。
「・・・それとも、もう好きな人でもいるの?」
「ううん!!どうして急に?」
「私、最近の雪子さんが我慢ならないの!口を開けば伊東さんの事しか言わないし!将来に備えてもっと中身を磨く時でしょ?」
「うん・・・」
「だったら同盟を組みましょうよ!勉強第一!それ以外の事に目を向けない!」
「でも典子さんは?」
「あの人は別よ。年上だし、子供もいるし現に前川さんという人がいるんだから私達と同列にはできないわ!江美さんも賛同してくれてるの!」
「んだな・・・」江美が小さくうなづく。
「梅子はどう?梅子も雪子さんみたいにチャラチャラしたいの?」
「そんな事ない」
「じゃ、私達の同盟の印に学校では今のまま制服で通しましょう!」
「でも班の中に別の班を作るのって・・・」
「班じゃないわ!同盟よ!・・・はい!誓いの握手!」
江美と弥生の迫力に押されて梅子は、弥生と江美の手の上に手を置いた。

康子の店で待たされていた松岡の元に梅子がやってくると松岡が小さい声で尋ねてくる。
「梅子さん、恋についてどう思いますか?経験はおありですか?」
「そんな事…いきなり!」
梅子は突然の松岡の質問に焦ってしまう。
そして松岡は学園祭で演じることになった『ロミオとジュリエット』の脚本担当になったのだが判らないことが多いと梅子に伝えた。
「例えばですよ?ジュリエットに恋をしたロミオが彼女の寝室の窓越しに会話をするという有名な場面らしいのですが、舞踏会が終わってから宵の口から朝までずっと壁にへばりついているんですよ?相当変な奴だとは思いませんか!?」
「…そういわれてみると…でも、お話だからいいんじゃないですか?
「お話だからってそんな事でいいんですか!?」
「私に聞かれても…」
梅子は興奮気味の松岡の言葉に困惑する。

「僕の手には負えないので梅子さんにも手伝ってもらいたい。とにかく読んだ上で感想を聞かせてください。そして僕が疑問に思った事をどう思うか意見を聞かせて欲しいんです」
「でも…どうして私に?」
「改めて聞かれるとどうしてでしょう」
そして松岡は少し考えてから梅子に答えた。
「まあ手近にいたからでしょうか。こんな理由では失礼でしょうか?」
「・・・いいです。・・・理由が分かれば(苦笑)」

― ある日の授業前、雪子と私服姿になった江美が教室に入って来たので弥生は驚いた。
「どういうこと!?」
授業が終わると弥生は雪子と歩いていた江美を問い詰める。
すると隣にいた雪子がノートを借りた礼に銀座で服を江美にプレゼントしたと説明した。
「断るの悪いかなって思って…」
江美がすまなさそうに弥生に言った。
「断りなさいよ!断ればいいでしょ!!」
弥生は大きな声で江美を責めた。
「ごめん…んだどもおら、東京さ来たからにはちょこっとは綺麗な格好してみてぇ…」
「裏切り者」
弥生が江美に向かって冷たく言い放つと雪子が口を開いた。
「聞いたわ、あなた達変な同盟を結んだですって?・・・弥生さん、自分が殻を破れないからって人を引き込まない方がいいんじゃないの?」
「殻を破れないって何よ?」
「そうでしょ?あなた、男性とか恋愛とかを怖がってるんじゃないの?」
弥生は雪子の言葉に何も言い返せず、走って校舎の中へ行ってしまう。
>次の講義に弥生の姿はありませんでした。
>弥生が授業を欠席するのは初めての事です。
放課後、梅子は弥生を構内を探し歩くと実験室で薬品を調合している弥生の姿が見えた。

『梅ちゃん先生』第38話の感想とレビュー

弥生からのまさかの同盟のお誘いがあるとは・・・。前々回に放送されていた朝ドラの『おひさま』の白紙同盟をパロった?結束人数が三人は一緒ですが、いきなり同盟が分裂するところは、あらすじ的にはだいぶ違いますけど・・・
勝手に弥生が伊東に憧れているものだとばかり思っていたのですが違ったようです。雪子に言われて逃げ出すところをみると図星だったのかな?
うーむ・・・サッパリ判りません(´・ω・`)
今日は、梅ちゃん先生の学校編と言うことで家族はほとんど出てきませんでしたが、ツカツカツカって下駄を履いて建造が梅子の妄想に割り込んで入ってきたのには吹きました(笑)そして松岡がロミオとジュリエットを読んだ感想というか疑問を梅子にぶつけるのは梅子の言うとおり、確かに建造と似てるな~と。
品数の少ない朝食を前に梅子の兄・竹夫と冷静に摂取カロリーについて論じてた最初の回が思い出されました(笑)

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