連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月21日月曜日

梅ちゃん先生 第43回 あらすじと感想(5月21日放送)

第42回『ゆずれない思い』あらすじ

― 昭和22年11月、あかねのことを考えながら梅子は顔を洗っていると出征帰りの男が見えた。
「和也さん?・・・和也さんだ!」
梅子は、その男性が近所の三上康子の夫・三上和也であることに気がついた。
「・・・梅ちゃん?・・・下村さんのところの!?」
梅子が康子を呼びに行くと安岡家、下村家全員が家から出て来て和也の帰国を喜んだ。

「・・・アンタ・・・・・・・バカバカ!どんだけ待たせんだよ!(泣)」
梅子に連れられて出てきた康子は和也にしがみつき体を叩いた。
「すまない」
和也は康子と一緒に出てきた娘を見た。
「千恵子か?・・・大きくなったな」
和也は駆け寄ってきた千恵子を抱きしめた。
「お帰り、本当にご苦労様でした・・・」
康子が和也に涙を流しながら労をねぎらう光景を梅子達は嬉しそうに見ていた。

― 梅子は竹夫に和也の帰国を報告しに陽造の家を訪れる。
「康子さんもよろこんでるだろ?(笑)」
和也の事を聞いた竹夫が笑顔で梅子に言った。
「うん、諦めないで良かったって。…だから竹夫兄さんも諦めないで!あかねさんほんとは結婚したくないじゃないないかな?あかねさんに本当の事を聞いてみてよ!」
「…そんな事、できるか…俺とあかねさんの間になにか特別な関係があったわけじゃない。彼女の人生にどうこう言える資格なんて俺にはないよ。」
「本当に?…本当にそう思ってるの?」
「…ああ」
竹夫の返答に落胆した梅子は何も言わず陽造の家を後にした。

「この間のあかねちゃんの話…あれな…ウソだぞ」
梅子と竹夫の話を横で聞いていた陽造が竹夫に言った。
「中島にはちゃんと女房がいるってよ。…結婚なんかじゃねーただの妾だ…何か事情があるんだろうな。けど、お前や梅ちゃんを心配させまいとしてウソをついたんだろう」
陽造からの話を聞いて崩れるように竹夫が座った。
「・・・どうするかは自分で決めな」
陽造は矢吹あかねの引退ショーと書かれた一枚のチラシを渡しと入り口に梅子が立っていることに気がつく。
「これ…家にあったマフラー竹夫兄さんに渡してってお母さんに言われたの忘れてた…」
梅子は、竹夫にマフラーを渡すとそのまま、あかねが働く店に急いだ。
しかし、支配人の久保田に玄関先で追い返され、あかねに会う事はできなかった。

>しばらして中央医大の学園祭でロミオとジュリエットが上演されました。
>残念ながらお芝居の出来は芳しい物ではありませんでした。
校内の中庭で弥生達が落ち込んでいると松岡が芝居の失敗を謝罪しに訪れる。
松岡が学校内へ入ると梅子は教室に一人でボーっとしていた。
>この日を最後にお店を辞める、あかねの事が梅子は気きになっていたのです。
「どうしたんです?梅子さんはお芝居に出た訳でもないのに…そんなに落ち込んで」
「違うんです…お芝居のことではなくて…」
すると松岡は梅子と一緒に映画を見に行った日、実は梅子と別れてから直ぐに梅子が観ると言っていた恋愛映画『愛の抱擁』を観たと打ち明けた。
「意外に面白かったです(笑)・・・実はあれから、恋愛物にはまってしまいまして」
映画雑誌の切り抜きをまとめた分厚いスクラップブックを梅子に見せた。
「一口に恋愛ものと言ってもいろいろですね!『ロミオとジュリエット』は両家の対立という外的要因によって恋愛が阻害されているのに対して愛の抱擁は自分の気持ちに素直になれない内的要因が恋愛を阻害している!」
「そんな風に考えるのですね…」梅子は感想を述べた。
意気揚々と恋愛映画について語る松岡に対して梅子は虚ろな表情で応えた。
「あなたの表情を曇らせているものは内的要因ですか?外的要因ですか?」
「さあ…なんだか色々ごっちゃになってます」
「現実はそういうものでしょうね…」
「みんなが自分の気持ちに素直になれたらいいですね…」
「映画行きませんか?こんな時は活劇でもなく恋愛でもなく相応しい映画がある!」
松岡は梅子をコメディ映画に連れ出すが梅子は少しも笑わなかった。
「すみません、私、行かないと…」
梅子は上映中に松岡に謝ると映画館を出て、あかねの店に向かった。

「またアンタか!何度行ったら!分かるんだ!駄目だといったら駄目だ!!」
支配人の久保田が梅子にあかねとは会えないと追い返そうとした。
梅子は食堂で待っていると一方的に伝えて店を後にする。
>あかねの最後のショーが刻一刻と迫っていました。

― サイダー1本で店に居座り続けている梅子に店主が注意しているとドレス衣装を着たあかねが入ってくる。
「ごめんなさい!…お待たせしてしまって」
あかねは、店主にサイダーを注文すると梅子の前に座った。
「…あかねさん、結婚するってウソなんでしょ?」
梅子の質問にあかねは驚く。

『梅ちゃん先生』第43話の感想とレビュー

康子さんの旦那さんが帰って来たのは、ちょっと予想外。
引っ張って引っ張って、どーん!って悲しいエピソードになると思ってましたけど…。
周囲(親)が無理だから帰って来いって言われて帰らなくて正解だったわ。
そんな中、セットの都合だから仕方ないけど、梅子が「ちょっと待ってて!」って一人で康子を呼びに行くのは不自然すぎ(笑)・・・一緒に連れて行ってあげてー!!(*゚д゚)ノ オーイ
先週あれだけ話の中心にあった学園祭の『ロミオとジュリエット』の演劇がまさかの数秒で終了…判った事は弥生以外は結局芝居に出なかったってこと。
あれ?叔母役とか女性が演じるが色々あるから出て欲しいって言ってなかったっけ?
学校に単身乗り込む松岡さんが内的要因とか外的要因とか言いだし、竹夫とあかねの関係性を解説してました。そういえば、あかねは、もっとお金が必要みたいな感じでしたし、竹夫は竹夫で自分を一人前ではないというジレンマを抱えていたようですし…ナイス!松岡解説!
梅子と陽造が2人の事を心配していますが、何故か支配人久保田の表情も曇っているのが気になりますね~。

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