連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年5月24日木曜日

梅ちゃん先生 第46回 あらすじと感想(5月24日放送)

第46回『ゆずれない思い』あらすじ

白衣を着た医師・山中がベッドで寝ている男性患者・熊沢の元を訪ねてきた。
「この前言ってたように今日は臨床実習で学生達が来てるんだが・・・」
「いいですよ、僕でお役に立てるなら」
しかし、女性学生達が大勢病室に入って来たので熊沢は怯んでしまう。
「じゃあ、診せてください」
「・・・え?脱ぐんですか?」
困惑した様子で衣服を脱ぎ身体を横にした。
熊沢は教師に質問していた生徒が小学校の同級生の園田江美だと気がつく。
「江美で!?オラだ!熊沢健太だ!」
東京の工場に就職後に病気になった事を熊沢は笑顔で打ち明けた。
「オラが医者になって治してやる!」
「江美が医者なんて大丈夫か?おっかねえ~!」
「ハハハ(笑)安心しろ、彼女が医者になる前に治ってるから」
江美と熊沢、山中の会話で梅子達は、なごやかな臨床実習をすることができた。

― 下村家と安岡家の間の敷地で梅子の父・建造は紙を見ながら不思議な動きをしていたので安岡幸吉は気になり、建造が持っていた紙を取り上げた。
「何だ?これ・・・これ、家の図面じゃねーかよ!…家、立てんのか?」
「いやぁ・・・これは・・・ちょっと考えてみただけだ」
建造は言葉を濁すが幸吉は大きな声を張り上げた。
「おーい!!みんなー!!隣の大学教授が家建てるんだってよ!!」
すると幸吉の妻・和子だけでなく梅子や芳子も家から飛び出して来た。
「お父さん、いいんですか?」
「・・・いや、俺はまだ別に・・・」
芳子が笑顔で建造に尋ねるが建造は再び言葉を濁した。
「『まだ別にって』ちゃんと紙に書いてあるじゃないかよ(笑)…あれ?おかしいぞ」
幸吉は図面に描かれている土地について建造に食って掛かった。
「勝手に自分とこの陣地、増やすんじゃねーよ!!(怒)」
「昔からウチの庭はそこまでだ!(怒)」
建造と幸吉は境目が分からなくなった土地について言い争いを始めてしまう。

― 夕方、帰宅した建造は区役所でも台帳が焼けて正確な土地の境界線は判らないので自分達で解決するしかないと言われたと芳子達に説明した。
「・・・こうなったら一刻も早く家を建てる事だ!・・・隣に先を越されてはマズイ!」
建造の決断に芳子たちは喜ぶのだった。
一方、安岡幸吉は晩酌をしながら厳しい顔で和子に建造の文句を言っていた。
「・・・このままじゃ、向こうの良いように建てられちゃう」
「芳子さんはそんなアコギな事をする人じゃないわよ」
「カミさんは、そうでも親父は油断ならねーよ!」
話を隅で聞いていた信郎が建造と仲が悪い理由を尋ねた。
「別に何もねーよ。ただ虫がすかないんだよ!あの光ったオデコを見るとどうも味噌とか醤油を塗りたぐって糠味噌に付けたくなるんだよ。理屈じゃねーんだよ!」
張り合っても家を建てる事ができない事を信郎が指摘すると幸吉はため息をついた。
「・・・地道に頑張ってりゃなんとかなると思ってたんだけどな~もう五年だよ」

― 翌朝、顔を洗っていた信郎が梅子につぶやいた。
「あれだな…ガキの頃は分からなかったけど、お前と俺はやっぱり違うのかな?」
「どこが?」
「ん?いろいろだよ。・・・はぁ~梅子も来年には医者か」
「まだ先よ?インターンがあるから」
「こっちはどこまで行っても貧乏な町工場の職人だ…」
「そんな事、関係ないよ」
「あるんだよ・・・」
信郎は仕事を始めるために家に戻っていった。

― 学校の休み時間、梅子達は再婚した瀬川典子の話題でで盛り上がっていた。
そんな中、梅子は珍しく園田江美が休んでる事に気がついた。
>この時は江美が来ていない事をあまり気にしない梅子でした
>この後、大きな問題が起こるとは知らずに

― 梅子は学校帰りに兄・竹夫の会社に寄り、土地の問題を解決し、円満に家を建て替えられる方法を尋ねた。
竹夫は庭に焼け残っている梅の木を基準にすればいいと梅子のアドバイスをする。
早速、家に帰宅した梅子は、言い方に気をつけながら建造に伝えた。
「・・・梅の木か。・・・確かにそうだな」
建造が庭に植えてある梅木を見ながら納得すると正枝が横から嫌味を言う。
「どうしてそれに気がつかなったの?」
「それ位分かってました!木と境目の距離が分からない!その事を考えていたんです!」
芳子は梅の木と家族が写っている写真を建造に見せた。
「写真でみればわかることじゃないの?」
「・・・私もそう思っていた所です」

― 下村家の敷地で写真を見ながら、建造は芳子と梅子に塀があった場所を示唆していた。
「写真でみるとやはり塀があったのはこの辺りだな。みろ!俺の言った通りじゃないか?」
そして建造は幸吉が家から出てくると勝ち誇ったように写真を見せた。
「土地の境界線がわかった!これを見ろ!」
幸吉は写真を見て、建造が示した場所よりも手前にスコップで線を引いた。
「・・・これによると・・・塀があったのはこの辺だな」
「何を言ってる?この辺だろ!(怒)」
「食い込んでるじゃないか!俺んちはお前んちか!?この辺だよ!(怒)」
再び塀の位置を言い争う幸吉と建造を見て梅子がため息をついた。
「・・・余計、ややこしくなった」

『梅ちゃん先生』第46話の感想とレビュー

中休みと言ったところでしょうか。
序盤から緩いペースで物語が進んでいきます。
園田江美(たんぽぽ)が欠席したことが大問題にみたいなことをこぶ平氏がナレーションで言ってましたが、今日から登場した熊沢さんとのロマンスかな(笑)
一方、3年後の安岡家は信郎が何か野心無くしてたり、幸吉が妬んでたり・・・なんかリアルな家庭が描かれている印象です。建造と幸吉の関係も相変わらずですが、この2人のケンカって何か可愛い(笑)。ケンカする程仲がいいという関係性ですね。ちょっと羨ましい。
で・・・今週のタイトルである『ゆずれない思い』って土地のこと?

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