連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月11日月曜日

梅ちゃん先生 第61回 あらすじと感想(6月11日放送)


第11週『すれちがう気持ち』あらすじ(第61回)

梅子は新聞に医師国家試験に合格した自分の名前を探すが見つからない。
「何してるの?」
合格祝いにきた弥生が新聞を食い入るように見ている梅子に尋ねた。
「弥生さんの名前はあるのに私の名前がないの!」
「無い訳ないでしょ?合格通知が来て医師免許も貰ったんだから」
「だって無いんだもの…」
「まさか…無いね…」

幸吉と信郎は融資の打ち合せをする予定だった加藤を強引に連れて下村家へ向かった。
その頃、新聞に載った梅子の名前が違う事に芳子達は呆れていた。
「後悔の悔、悔やむって字ね…」
「新聞屋さんに文句いう?」
芳子と正枝は苦情をどこに出すかを話し合うが弥生がもう遅いと意見を述べる。
「ひどい!せっかくの合格発表なのに!」
梅子が新聞掲載に悲痛の声を出していると幸吉や康子達が合格祝いに続々とやってくる。

テーブルには様々な料理が並べられ全員が席に着くと幸吉が建造の不在に気がついた。
「ところで、ここんちの親父はどうした?」
急患があって病院に行った事を芳子が伝えると幸吉は笑顔になった。
グラスが行き渡ったことを確認すると康子が乾杯の挨拶を幸吉に頼んだ。
「しょうがねえなぁ~えー、暑さ寒さも寒さまで。本日はお日柄も良く…ちがうか(笑)」
幸吉は梅子に挨拶するように振った。
「私?…えっと…皆さん、今日までありがとうございました。皆さんの支えとか応援がなかったら、ここまでこられたかどうか…でも国家試験を通ったから終わりじゃなくて、むしろ大変なのはこれからだと思ってます。ね、弥生さん」
「ええ」
隣に座っている弥生が返事をすると一斉に弥生の合格を祝福する拍手がおきる。
「…ここにはいないけどお父さんには感謝してます。とにかくありがとうございました」
梅子は頭を下げると拍手がおこる。

乾杯後、康子が梅子に医者になった経緯を質問した。
康子の夫・和也が医者になれば尊敬され儲かるだろうと言ったので梅子は否定した。
「そういう事じゃなくて…私、松子姉さんや竹夫兄さんは勉強がよくできて周りから褒められてるのに自分は出来が悪くて…私ってダメな人間なんじゃないかなってずっと思ってたの」
「そんな事無いわ」
梅子の告白に姉・松子がかぶりをふる。
「それが変わったのがあの時、ほら、覚えてる?ヒロシ君。お父さんがヒロシ君の病気を治す所をみて医者って凄いって思った。もし私にあんな事ができたら『自分はダメじゃない』って思えるかなって。うん!『それだ!それしかない!』って、そう思っちゃったの」

「あの親父、梅ちゃんが医者になるなんて無理だ無理だってほざいてたじゃないか!」
幸吉が建造が反対している事について言った。
「お父さんはお父さんなりに応援してくれたわ(笑)」
「かぁーっ!泣かせる良い娘だね!ノブ!お前も少しは梅ちゃんの爪の垢煎じて飲め!」
「ノブだって頑張ってるじゃない(笑)」

「知り合いに医者がいるって心強いよな!いざって時に梅ちゃんに見て貰えるんだもん!」
「へぇ~梅ちゃんも先生か…」
「梅ちゃん先生…」
康子が言うと一瞬、沈黙するが、次の瞬間みんなが笑った。
「頼りない先生ね(笑)」
「おう!飲め!梅ちゃん先生(笑)!」

夜まで、宴は盛り上がり次は松子の結婚という話題になった。
松子は遠慮するが正枝は芳子に松子が気に入るかどうかはともかく、松子に男性を会わせるのは自分達の役割だと言い、周りに松子の相手を探すように頭を下げる。
その様子を加藤が複雑な表情で見ていた。
すると芳子が加藤に以前、結婚相手を探してくれるように頼んだ事を思い出す。
「…僕の周囲には松子にふさわしい者がおりませんもので…(汗)」
「自分も含めてか?!アハハハハ(笑)」幸吉が笑った。
「そうなんですよ…」加藤は苦笑した。

その時、弥生を駅まで送って戻ってきた筈の梅子が見当たらない事に一同は気がつく。
家の外に探しに出た信郎は梅子の勉強室の灯りがついているのが見えたので扉を開けた。
すると机にうつぶせで梅子が寝ているのが見えた。
「うーん…ノブ、どうしたの?」
寝ていた梅子が信郎に気がついて目を覚ました。
「どうしたのじゃねえよ、全く、何してんだよ…」
「うん、なんか色々思い出してた…ここ、ノブが作ってくれたんだよね…よくここに閉じこもって勉強したな…」
「ああ…俺もこれから頑張るから見ててくれよ。お前に負けないからな」
信郎が声をかけるが梅子はそのまま再び寝てしまうのだった。

翌朝、梅子の朝食がそのままになっている事から建造は梅子が起きていないことを察した。
「梅子は夕べそんなに飲んだのか?」
「…多少」芳子は苦笑しながら答えた。

梅子が眠そうに居間に降りてくる。
「うーん、おはようございます」
「先に行くぞ。あ、間違えるな!今日からお前は第一内科だ!」
「わかってます…あ、いててて」
梅子は二日酔いで傷むこめかみを押さえた。

>今日から梅子は内科医として帝都大学付属病院に勤務します。
>新人のうちは無休で修行の身です。
>梅子が配属されたのは建造がいる第二内科ではなく第一内科でした。
「おはようございます!」
梅子が張り切って挨拶するが…。

『梅ちゃん先生』第61話の感想とレビュー

再び中休みといったようなヌルイ内容の回でしたね。まあ、間髪いれずに大学病院に勤務するより全然いいのですが、ちょっと気になった点が。
 祝賀会のメンバーなんですけどね、建造がいないのは説明がありましたが竹夫、陽造は?
そういえば陽造の家にはもう梅子達は行ってないのかな?竹夫が陽造の家から出て行ってから登場してませんが、あれから親交がないとしたら下村家、なんて冷たい一家ってことですよ(笑)今週どこかで出てくると思うのですが、是非、説明求むですm(._.)m
 それと雪子、江美、典子の3人について触れらてないのも気になりました。新聞で一緒に名前を探しているものと思っていたら自分の名前だけ探す梅子(笑)

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