連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月14日木曜日

梅ちゃん先生 第64回 あらすじと感想(6月14日放送)

第11週『すれちがう気持ち』あらすじ(第64回)

突然、会社に訪ねて来た叔父・陽造を竹夫は笑顔で迎えた。
「叔父さん、それで今はどんな仕事を?」
「まあ興行かな。どうだ?一緒にやるか?」
竹夫が断わると陽造は投資話を持ちかけてくる。
「ちょうど今、新しい商売を計画していて出資してくれる人を募ってんだ。金を出したいというところは多くて困ってんだが竹夫なら少し枠を空けてやるよ」
陽造の押しが強いので竹夫は1万円の出資をする事を伝えた。
「金を用意しとけ。仕事の中身はまたゆっくり説明してやるよ(笑)」
竹夫は陽造の履いている靴がボロボロな事をさり気なく確認した。

母・芳子が梅子に注意してきた。
「お父さん、お冠だから話しかけない方がいいわよ」
松子が候補の中から奥さんを亡くした子持ちの人と見合いすると言っている事が気に入らないと芳子は建造の不機嫌の原因を梅子に教えた。
「見合いなんか許さんぞ!わざわざ子持ちの男と!お前は初婚だぞ!(怒)」
部屋に入ってきた松子に建造が怒鳴った。
「初婚とか再婚とかそういうことはどうでもいいの」
梅子はその人を選んだ理由を尋ねた。
「その人も大切な人を亡くしてるでしょ?悲しみを知ってる人の方が分かり合えるような気がして。でもまずは会ってみないと(笑)」
「俺は行かんからな!!」
「お見合いするのはお父さんじゃありませんから」芳子が笑顔で言った。
「…おい!お茶!!」

安岡信郎の事業計画を見ながら加藤は感心していた。
「銀行も融資してくれるしょう。しかしこの計画だと従業員を雇う必要になりますね?」
「そうですよ」
信郎の返答を横で聞いていた幸吉は従業員を雇う事を反対する。
「人を雇うって事がどういう事がわかってんのか!?給料を払うってことだぞ?」
「分かってるよ。人を雇えば給料分くらい仕事増やせる。あそこに頼めばやってくれるって信用にもなる。…なんだよ任せたり任せなかったり!」
「わかったよ!!好きにやってくれよ!」
その時、信郎の母・和子が今日は松子の見合いだと慌てて帰宅したので加藤は動揺した。
そして幸吉や和子達は松子の着物姿を褒めている脇を加藤は軽く会釈するだけで何も言わずに帰って行ったので幸吉は不満そうに呟いた。
「なんだあいつ、挨拶もしないで帰っちまいやがて」

助教授・重岡に論文を見せた梅子は廊下で見かけた松岡を呼び止めた。
「松岡さん!重岡先生に論文オーケー貰いました!」
「そうですか!良かったですね!」
「ありがとうございます!松岡さんに手伝ってもらったおかげです。じゃあ約束の映画…」
「いいですよ。いつでも!」
「じゃあ、今夜!」
「せっかちだな!」
「エヘヘヘ(笑)」

その夜、竹夫の会社に寄ると竹夫は国家試験の合格祝いとして本をプレゼントした。
「ありがとう…これ渡す為に呼び出したの?」
「おう!そうだ」
「忙しいのよ。私」
「おい何だ!じゃあ返せ(笑)…忙しいって患者をもってるのか?」
「論文書いてるの」
「そうか梅子が医者か…みんな変わって行くなぁ…」
陽造が訪ねて来たことを梅子に伝えた。
「え?本当?ハガキ貰ったの!元気だった?」
「元気そうにはしていたけど何だか上手く行ってないみたいだったな。金をせびられた。投資しろなんて言ってたけどウソだろうな〜何だか辛いな。…飯でも食いに行くか!?」
「私、これから用事があるの」梅子は席を立ち上がる
「こんな夜に?…男か?」
「…男かってそう言う言い方、ちょっと嫌らしい」
「じゃ、女か?」
「…男の人。」
「ほら男じゃないか!医者になった事より男と出かけるようになった事が驚きだな(笑)」
「変な事で驚かないで!」
そして帰り際の梅子に竹夫は下の診療所に薬代を払ってくるように頼んだ。
「嫌な女がいるんだよ、看護婦で!だからなんだか行きそびれてな」
「じゃあ、私だって嫌よ!」
しかし、梅子はお金を受け取り、下の階にある坂田医院を訪ねるのだった。

病院は留守だったが看護婦の野島静子が戻ってくる。
竹夫の治療費を払った梅子が扉を開けようとすると医師・坂田とぶつかりそうになる。
「わあ(驚)!…患者さん?」
「いえ、つけを払いに来た人です。」静子が説明した。
「ツケの取り立ては良く来るがね支払いに来るのは珍しいな…君、医者か?
坂田は梅子の鞄からはみ出している竹夫からの本を指した。
「どこの病院だ?」
「帝都大学付属病院です。まだ見習いですけど…」
「だったら頼みたい事がある!薬をな、少々融通してくれないか?」
「融通ってそんな事、できるわけないじゃないですか」
「そっちにはたんまりあるだろ?こういう所には回ってこないんだよ」
「お断りします」
「いや、患者が助かるんだけどね…ダメか(笑)」
するとケガをした女性達が数名入ってくる。女性は縄張り争いでやられたと坂田に説明した。「顔に傷つけたんじゃ商売に差し支えるだろう!」
坂田は女性達を診察室に連れて行くと治療し始め、帰ろうとする梅子に言った。
「君!もう一人の子、見てやってくれ!早く!医者だろ!!」
「え…はい!」

そのころ、映画館(?)の前で松岡は梅子を待っていた。
しかし、梅子は坂田の治療の手伝いをさせられていた。
「そっちはどうだ?」
「左上腕外側部の切傷です。5センチ程ですが深いですね」
「よし!じゃあ、その傷、縫ってくれ!」
「え?」
「どうした?帝都大じゃ傷の縫合はやらんのか?」
「そんなことはありません」
「じゃあ、とっととやれ!」
「はい!」
>梅子は松岡と待ち合わせしている事をすっかり忘れていました。

『梅ちゃん先生』第64話の感想とレビュー

陽造の商売がうまくいってない事を“投資”の話で勘付く竹夫兄さん。それでも笑顔で1万円を渡すところカッコいい。男気感じますね(笑)
やはり竹夫が出てくると面白いです。なんでだろ?
さて、加藤さんの露骨な落ち込みアピールに疑問を感じつつも、信郎が未来に向かって動き出したって感じがしてワクワクします。信郎には是非頑張って成功して欲しい。
…その前に、もう少し小奇麗になってくれ(笑)
それと待ちぼうけの松岡さん、かわいそすぎる。

PR