連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月20日水曜日

梅ちゃん先生 第69回 あらすじと感想(6月20日放送)

第12週『大告白』あらすじ(第69回)

翌日、梅子は家出をした信郎が心配で安岡家を訪れた。
「やっぱり帰ってこないの?」
「何処行ったんだろう・・・お金も持ってないのに…梅ちゃん、あの子、こんな本・・・」
信郎の母、和子が『企業経営の理論と実践』という本を梅子に渡した。
「ノブがこんな本を読んでたの?・・・・・・随分、最初の方で挫折してるわ」
「あのバカ…本なんかで解決するか!」
信郎の父・幸吉が吐き捨てるように言った。
「私のせいよ・・・私が『もっとしっかりしろ』なんて言ったから!」
「梅ちゃんのせいじゃねーよ!」
その時、工務店の加藤も現れたので和子は信郎の置き手紙を加藤にも見せた。
「・・・僕のせいです。信郎さんに会うたびに言ってたんです。『これからは工場をしょって立つんだからしっかりしなきゃ』って」
「みんなに言われてるじゃねーかよ!」

>松岡の転勤にノブオの失踪、悲しみやら心配やら梅子の心はどんより曇ってました。
>そんなある日の事です。
松子に会った加藤が一方的に結婚の申込については無かったことにして欲しいと言って逃げるように帰って行った。
仕事から帰ってきた梅子に松子は、その事を伝えた。
「さっき加藤さんに会ったわ。結婚申し込むのは取り消すって言われたわ」
「ええ!どうして?
「いいのよ。どうせ断るつもりだったから」
「そう…加藤さんも自信なくしちゃったのかなぁ…」

― 梅子が大学病院の書物室(?)で本を探していると弥生と山倉がやってくる。
「梅子、今晩、映画でもみにいかない?」
弥生と山倉の誘いを梅子は微笑みながら断わった。
「…心配してくれてありがとう。でも大丈夫。今晩、アルバイトだし。じゃ」

梅子が部屋を出て行くと弥生は山倉にウンザリした表情で言った。
「山倉さんのせいだから!」
「え!?・・・僕のせい?それはどういう事・・・」
「元はと言えば、山倉さんが2人にけしかけるような事を言ったから!」
「それだったら弥生さんだって十分共犯じゃないかな・・・」
山倉は弥生に凄い形相で睨らまれたのでそれ以上何もいえなくなってしまう。
「こんな事になるならあの2人お互いの気持ちに気付かない方が良かったかも」
「ああ・・・そうですね」
「ううん、そんな事無い!やっぱり好き同士なら気持ちを知った方がいいわよね」
「そうですね」
「どっちなのよ!(怒)」
「僕に言われても・・・・弥生さんは友達思いですね」

坂田医院にやってきた梅子が終始ため息をついていたので坂田が気になった。
「どうした?何かあったか?」
「え?・・・いえ」
しかし、それからも梅子がうわの空だったので坂田は注意した。
「駄目だ、帰ってくれ」
「え?」
「今の君には任せられない。場末の診療所だからといってそんな浮ついた気持ちで仕事ができるなんて思われたら迷惑なんだよ。帰れ」

梅子は坂田医院の上で働く竹夫を訪ねるとオフィスに入るなり泣き出した。
「・・・どうした?・・・え?何だよ?何で?」
竹夫は急にやってきた梅子が何も言わず泣いているので戸惑うのだった。

― 竹夫はクッキーを食べながら梅子の話を聞いていた。
「そうか…その松岡さんて人が好きだったんだな・・・」
「うん」
「前に男と待ち合わせしてるっていってたその相手か。俺たち兄弟は恋愛に関してはどうしてこう不器用なのかな。誰に似たのかな?・・・で、どうするんだ?病院辞めて青森まで追いかけて行くか?それができないならうじうじ言っててもしょうがないだろ?」
「それはそうだけど・・・」
「何か別の事をやって気を紛らわせるとか」
「坂田先生の所に行ったらうわの空だから帰れって言われた。…どうして皆うまく行かないのかな」
「みんなって?」
梅子は加藤という男が松子に結婚を申込むも自信がなくなり取り消した話を報告した。
「ハハハ、情けないヤツ(笑)」
さらに梅子は信郎も自信がなくなったという理由で家出をしている事を伝えた。
「俺だって家を出たじゃないか!」
「竹夫兄さんは目的があったじゃない。ノブはただフラフラしてるだけなのよ!」
「男はな、フラフラするのも時には必要なんだよ。」
「何よそれ?おじさんやおばさんだって心配してるのにフラフラなんてしないでよ!」
「じゃあ、見つけて連れ戻せばいいだろ?それこそ気が紛れるぞ」
「そんなの無理よ!どこにいるのかわからないし仕事だってあるし…」
梅子はジィーと竹夫を見つめた。
「・・・俺は無理だからな!仕事だってあるんだ!」
その時、叔父の陽造が竹夫のオフィスにやってきた。
陽造は信郎探しに協力すると竹夫と梅子に約束した。

梅子が家に帰ろうとすると康子の店で機嫌よく飲んでいる幸吉と木下を見つける。
「おじさん・・・ノブのこと探さないの?」
しかし幸吉は酔っ払って機嫌よさそうに返答した。
「いいんだよ!今日からなこいつが俺の息子だよ!こいつは腕は悪いがコレもってこいっていたらすぐ持って来る!ノブはそうは行かねーんだよ。『うるせーな自分でやれよ!』なんて言いやがって、ひとくさりあってやっと持って来るんだぞ?よし!親子の杯だ!乾杯!」

翌日、病院で働く梅子に竹夫から電話がかかる。
「信夫君の居場所がわかったぞ」
「ホント?どこにいるの?」
「ここだ。・・・ウチの会社にいるよ」
「ええ!!?」

『梅ちゃん先生』第69話の感想とレビュー

松岡と梅子の関係が病院内で『取り合わせが面白い』と噂されているみたいですが、弥生と山倉の方がどっちかというと面白いです。山倉の年齢は分かりませんが、随分年上のはずなのに弥生の子分のようなポジションに(笑)
信郎の失踪、松岡の転勤と話が中心に進んでますが、個人的には梅子が建造のいる第二内科ではなく第一内科に入ったことによるエピソードをもっと見たいとか思ったりします。

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