連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月21日木曜日

梅ちゃん先生 第70回 あらすじと感想(6月21日放送)

第12週『大告白』あらすじ(第70回)

梅子は勤務が終わると急いで信郎がいる竹夫のオフィスにやってきた。
「どこにいたのよ!!?」
竹夫は信郎が友人の家にいるのを陽造が探し当てたと説明した。
「バカ!皆心配してるのよ!幸吉おじさんだってノブが帰って来るの待ってるのよ!帰ろう」「帰れない・・・何かまだ帰れないんだよ!」
信郎の返答に横から竹夫が口を挟んだ。
「分かるよ。一度出て来た以上、ただ帰る訳にも行かない。意地があるんだよ。信郎君がここにいることをおじさんに伝えるんだな。なんならここに寝泊まりすれば良い」
「もう!男同士かばい合うんだから!」

梅子は家に帰ってから松子に竹夫のことを伝えた。
「男って面倒くさい。なんだかよくわからない生き物ね」
「そうね・・・おじさんたちには?」
「『ノブは大丈夫だから』って伝えておいた。そうだ!あとは加藤さんね…」
松子を諦めた加藤のことを放っておけないと梅子は松子に伝えた。
「梅子・・・何かあったの?」
「・・・・・竹夫兄さんにも話したから松子姉さんにも話すわ」
>梅子は松子にも松岡との事を話しました。松子は親身になって聞いてくれました。
>話した事で少し気持ちが楽になった梅子でした。


「でも、ちょっと羨ましい」
松子は布団に並んで寝ている梅子に言った。
「どうして?」
「結婚が目の前に現実になると相手の人を選ぶのが事務的な作業診たいに感じて…」
「好きな人と結婚すれば良いでしょ?好きな人と恋愛して結婚すればいいでしょ?」
梅子の言葉に松子は複雑な表情を見せた。

梅子は病院に加藤を呼び出すと松子を諦めた理由を質問した。
「あなたはまっすぐで心の優しい人です。でもだからといって解決しないことがあります」
理由をしつこく尋ねる梅子に加藤は教えず一度は部屋を出たが、松子に教えないという条件ならと部屋に戻り梅子に話し始めた。
「実は・・・母が病気なんです。心臓が悪いんです。持病だったんです」
ここ数年は小康状態だったが、しばらく闘病生活なりそうだと加藤は説明した。
「でも、お母様の病気と求婚を取り消した事がどういう関係が?」
「関係は大ありです。病気の母を抱えていながら女性に結婚を申し込むなんて僕にはできません!まるで『母の世話をしろ』って言ってるみたいじゃないですか?」
「・・・お母様のご容体は?」
「なかなか難しいようです。今かかってるお医者様は心臓病にはあまり詳しくないようで」
「それならここで診てもらったらどうですか?」
梅子の勧めに加藤は苦笑しながら問題があると言った。

竹夫のオフィスでは泊まっている礼にと信郎が壊れたワープロを修理していた。
「信郎君とはあまり話したことはなかったな・・・」
お茶をいれながら竹夫が信郎に言った。
「俺、敬遠してたから、竹夫さんのこと・・・竹夫さんは優等生だし俺とは違うし(笑)いつも言われたました。隣の竹夫君は立派なのにお前は』って親父にもおふくろにもさんざん・・・竹夫さんみたいなのが隣にいるおかげでえらい迷惑だと思ってました」
「ハハハハ!そりゃ悪い事したな。謝るのも変か(笑)でも、もう優等生でもなんでもないよ。家を出て大学も辞めて今ではこんなちっぽけな会社の…」
「優等生ですよ・・・一人で会社興して頑張ってて」
「君だってお父さんの工場手伝って頑張ってるだろ?」
「他にやる事無くてしかたなくやってるだけですよ」
「他にやりたい事ないの?・・・嫌いなのか?工場の仕事」
「ずっとそういうもんだと思ってやってから。好きとか嫌いとか考えた事無いし」
「だったらやめた方がいいな。何にしても好きじゃないと続かないよ…まあ、俺もそんな偉そうな事をいえないけどね」

「ふーん、器用だな」
竹夫は信郎の修理する様子に関心しながら言った。
「まあ、こんな事ずっとやってたんで…ほら!このネジが重要なんですよ!このネジを締めてやればキャレージがうまく進むようになります(笑)」
信郎がネジについて楽しそうに竹夫に説明する姿をみて竹夫は微笑んだ。
「・・・やっぱり好きなんだな、そういうことが(笑)」

帝都大学付属病院に加藤が母親を連れてやってくる。
「ふん!病院なんて大嫌い!」
梅子は加藤の母・昌子が機嫌が悪い事が気になって質問した。
「・・・どうして病院が嫌なんですか?」
「私はね病院じゃなくて医者が嫌いなの!看護婦さんはいいんだよ、あんたみたいな」
「この人は医者だよ!」
加藤が慌てて伝えると昌子は梅子に冷たい視線を浴びせた。
「じゃあ、あんたも嫌いだよ!」

加藤は帰り際、梅子に昌子の態度について謝罪した。
「すいません、これから治療していただくのにあんな事を・・・」
「いえ、この病院の医者は信頼出来る人ばかりです。きっと治りますから」
「・・・できればこれから下村先生にご挨拶を」
梅子はその時廊下を歩いていた看護婦・山下に建造の居場所を尋ねた。
山下は建造は急な出張で、青森に向かったと梅子と加藤に伝えた。
「松岡さんに何かあったんですか?」
「さあ・・・先生は『青森へ行ってくる』と、それだけ」

>その夜、梅子は宿直でした。父はなぜ青森に行ったのか。松岡に何が会ったのか
>梅子は気になっていました。
廊下を看護婦達が慌しく走っているのが見えた。
「すいません!どうしたんですか?」
「307号室の加藤さんの容態が急変して!」
「加藤さんのお母さんが・・・」
梅子は慌てて加藤の母がいる病室へ走った。

『梅ちゃん先生』第70話の感想とレビュー

信郎×竹夫のコンビが珍しいと思っていたら、信郎が避けていたとは。
いつだったか竹夫に対して信郎が軽く会釈しただけのシーンがあったけど、あれはちゃんとした伏線だったのね。今日、あっさり竹夫を避けていたと告白したのは感謝もあるけど、友情みたいなものが芽生えたと思います
すっかりカドが取れて『やっぱりネジが好き』ということに気づく信郎とそれを上手く引き出す竹夫とのコンビは、なかなかいいですね。
一方、突如明かされる加藤の秘密・・・
病気の母がとか言う以前に、世話になる病院に対してあんな態度をとる母親だったら松子と結婚させたくないって梅子思うんじゃないかしら(笑)

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