連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月26日火曜日

梅ちゃん先生 第74回 あらすじと感想(6月26日放送)

第13週『医師の自覚-第74回-』あらすじ(ネタバレ)

「君もそこに座って食べて行けよ…しかし、梅子のやつ今日も来てるのか?」
竹夫は“おはぎ”の入った重箱を開け、梅子の代わりに持ってきた野島静子に言った。
「いい加減、梅子さんがうちでアルバイトする事を認めてあげたらどうですか?」
「認める認めないの問題じゃない、心配してるんだ」
「いつまでたっても私には無愛想だし…(もぐもぐ)」
「おはぎ食って文句言うな」
「・・・美味しい」
その時、オフィスに戻って来た社員が人相の悪い人間が坂田医院に入るのを見たと伝えた。

坂田医院では強面の究竟そうな男性が腹痛を梅子に訴えていた。
「やっぱり急性の胃炎ですね・・・注射します」
梅子は大きい身体を腹部を触診すると平然と男に伝えた。
「・・・ごめんだね!」
「注射すればすぐ治るんです。嫌がってしないから長引くんですよ?」
男が注射を渋っていていると竹夫が血相を変えて診察室に入って来た。
「梅子ー!!」
竹夫と一緒に診察室に入って来た静子は男が通院患者と知って安堵した。
「竹夫兄さん、どうしたの?」
「・・・兄さん?」
男は竹夫が梅子の兄であると梅子から説明を受けると深く頭を下げた。
「どうも!いつも下村先生にはお世話になってます!」

「笑い事じゃない!俺はいつも心配してるんだ!」
男が帰った後、竹夫が梅子に大きな声を出した。
「どうしてよ?(笑)」
「ここに来る患者だよ!場所柄、繁華街で性質の良くないのもいるだろ?」
「患者は患者よ?」
「お父さんもよく許してるな…話してるんだろ?ここのアルバイトの事を」
「勿論よ。ちゃんとした診療所だって許可は貰ってるわ。竹夫兄さんも側にいるからって」
「そんな事で俺を使うな!」
すると静子がお茶を持って待合室にやってきた。
「さっきから聞いていると何だか小姑みたいですね?」
「失敬だな!!」
「小姑というより…口うるさい所がお父さんに似てきたわ」
竹夫は今度は梅子に向かって失敬だと言った。
「それを失敬って言ったらお父様に失敬ですよ」
「うるさいな君は。兄弟の話なんだから首を突っ込まないでくれ!」
そうこうしていると坂田と陽造が酔っぱらって坂田医院に戻って来る。
陽造にご馳走になったという坂田は今から飲もうと竹夫と梅子を誘うが竹夫は仕事があるといって不機嫌な様子で坂田医院を出て行った。
「何か、あいつ…親父に似て来たな「失敬だな」なんて言ったりしてな、ハハハ(笑)」
出て行った竹夫を見て陽造が爆笑した。

― ある日、梅子は助教授の重岡から肝疾患に関する論文を書いてみないかと提案される。
「肝疾患はまだ新しい研究対象ですけど…」
「ああ、でもそろそろ君もそう言う事に取り組んでも良いんじゃないか?」
>それは難しいテーマでした。でもレベルの高い事を要求された事は
>自分の力が認められた気がして嬉しい事でもありました。

梅子は廊下ですれ違った松岡に肝疾患の論文について相談しようとするが先日、第二内科と協力することを自粛するよう言われた事を思い出した。
「・・・・何でも無い」
すると建造が難しい顔しながら近づいて来てメモを梅子に見せた。
「・・・これ、お前のだろう?例によって下村と書いてあるから私の所に来た。これで何回目だ?私があちこちに物を忘れる人間だと思われたら迷惑だ!」
「すみません!」
「勤務中に2人でこそこそ会うのはいかがなものか!」
「別にこそこそなんか!」
「はたからはそう見えるという事だ!」
「申し訳ございません!気をつけます!」
松岡が建造に頭を下げた。
「…どうせ梅子が呼び止めたんだろ?全く!いつになったら一人前になるんだ!」
建造はそういい残すとすたすたと行ってしまう。

― 夕方、建造が資料を探してるところへ松岡がやってきた。
「下村先生。梅子さんこと、少しは認めてあげたらどうでしょう?臨床に関しては板について来ました。論文も最近では僕が手伝う必要も無くなって来てます!先日書いた貧血症のものもなかなかのもので…ああ、コレです!」
松岡は机の上にあった梅子の論文のページに赤線が記してある事に気づいた。
「・・・君がなかなかのものだと思ったのはその部分か?」
「はい・・・」
松岡は建造の表情を伺うと建造は笑みを浮かべていた。
「褒めて調子に乗ってもいかん…ま、次の論文の出来次第では褒めてやるか…」
建造は部屋を出て行く間際『梅子には言うなよ』と松岡に伝えた。

― 次の日曜日の朝、宿直から梅子が帰ると松子が座っていた。
松子は夫の加藤が冷蔵庫を買わずに黙って靴を新調してたことで夫婦ケンカして出てきたと梅子や母、芳子に説明した。
一方の加藤も康子の店で幸吉と和子、康子に松子とのケンカについて説明していた。
加藤が松子の言うとおり花をプレゼントすることによって2人は仲直りをした。

すっかり仲直りして帰っていく松子と加藤の後姿を梅子は眺めていた。
「夫婦ケンカは犬も食わねえよ…心配するだけ損だよ!」
幸吉が梅子に笑顔で話しかけてきた。
そこへ仕事中の信郎が姿を見せたので梅子が声をかける。
「がんばってるのね」
「何言ってんだよ!まだまだだよ!こいつ、彼女が出来たんだ…可愛いんだこれが!」
「え~!?そうなの!?(笑)」
「何て呼び合ってんだ!?言ってみろ!発表しろ!(笑)」
「うるせえな!関係ねーだろ!?(照)」
信郎は照れくさそうに再び仕事場へ戻って行った。

>充実した日々を送る梅子は肝疾患の分類という難しいテーマにも
>ますます力を入れ取り組んでいました。
>勉強が苦手という過去はすっかり忘れたようです。


『梅ちゃん先生』第74話の感想とレビュー

冒頭のプロレスラーみたいな男性が注射を嫌がるのは可愛かった(笑)
竹夫×静子のくだりも良かったし、建造の梅子をちゃんと見ている姿にもジ~ンと来ました。ただ、松子エピソードはちょっと…(そもそも松子ってあんなキャラでしたたっけ?)
信郎の彼女ができたという幸吉のセリフに動揺しないで喜ぶ梅子、やはり信郎と梅子ということは無いのかな?でも、梅子も信郎も昔に比べるとかなり大人になった感じが伝わってきて何だか喜ばしいです。

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