連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月27日水曜日

梅ちゃん先生 第75回 あらすじと感想(6月27日放送)

第13週『医師の自覚-第75回-』あらすじ(ネタバレ)

弥生と山倉から梅子はボクシングの試合が放送される街頭テレビに誘われる。
梅子の隣に松岡が座ったので梅子は街頭テレビに松岡を誘った。
「テレビの画面は27インチ、十分に観るには5メートル以内に接近する事が必要だ。
しかし、凄い人ごみなんだろ?仕事を早引きして場所を確保するんですか?」
松岡の冷静な分析に梅子達は言葉を詰まらせた。
「そんなの無理よ・・・ねえ?」
弥生と山倉が梅子の言葉に頷いた。
「じゃあ、テレビじゃなく人の頭を観る可能性が大だな!」
「そんなの行ってみないとわからないわ!」
>この当時、テレビの値段はは新入社員の給料の二倍。手が届かない庶民は
>街頭テレビの前に集まりプロレスや大相撲、ボクシングに熱狂していたのです
梅子は弥生達と街頭テレビのボクシング中継を見に行くが人ごみに埋もれてテレビを観るどこではなくなっていた。

翌朝、病院の廊下ですれちがった松岡が梅子に挨拶してきた。
「おはよう。昨日はどうだった?」
「たくさん観たわ」
「人の頭を?」
「勝ち誇ったように言わなくても。松岡さんはいつもそう!自分の方が上みたいな態度で」
「そのつもりは・・・僕は無駄に事になるのではと・・・上も下も無い」
梅子は無駄な事も大事だと反論するが松岡はそんな暇はないと言ったので梅子は怒った。
「そう。じゃあこういう会話も無駄なのね?」
「お?君はTVを観られなかった恨みを僕にぶつけてるな!心理学では『転嫁』という」
「人の心理を勝手に分析しないで!」
梅子が怒って行ってしまうので松岡は慌てて後を追った。

「…本当はこれは言ってはいけないんだが…下村先生が君の次の論文を楽しみにしている。これまでの論文だってちゃんと評価している。よく出来た所には赤線を引いて」
梅子を追って資料室に入ってきた松岡が打ち明けた。
「…本当に?あのお父さんが…私の事を…?」
「ああ」
「…でも、どうして急にそんなことを言いだしたの?」
「さあ。君のご機嫌を損ねてしまったからかな?心理学では何ていうのかな?」
松岡の放った松岡ジョークに2人は笑った。

梅子が論文の作業をしているところに第一内科助教授・重岡が同じ第一内科の医者・津田と現れ、梅子が取り組んでいる肝疾患の論文の進み具合を質問してくる。
梅子が現状の報告をすると重岡は原稿を渡すように要求してきた。
「そこまでの原稿を貰おうか。あとは津田君が引き継ぐ」
「…引き継ぐって?」
梅子が聞き返すと部屋に入って来た第一内科教授・三枝が梅子に説明を始めた。
「肝疾患は難しいテーマだ。悪いが君の力では心もとない」
「…じゃあ、私は?」
「君には違うテーマをやろう…そうだな『脚気』についてはどうだ?」
梅子は三枝の提案に呆然としながら頷いた。
「それから君は、患者一人当たりの診察時間が長すぎるようだ。短く効率的に診察する事にも取り組んでくれ」
「はい…」
>意欲的に取り組んでいたテーマを取り上げられ肩を落とす梅子でした。

― 竹夫のオフィスに坂田医院で働いている野島静子が女性を連れて入ってきた。
「すみません…ちょっとこの人、かくまってあげてください」
「え?」
竹夫はいきなりの展開に耳を疑った。
その頃、坂田医院では強面の男性4人が坂田に女性を出せと迫っていた。
「俺の女を勝手に連れ出した野郎がいるんだ…」
「ほう。しかしここは診療所だ。人探しだったら興信所へでも行ってくれないか?」
坂田は、とぼけるが男性達は、ここにいるのはわかっていると坂田をにらみつけた。

「やっと帰ったよ…すまなかったな」
「いつかこんなことが起こるんじゃないかと…」
しばらくしてオフォスにやって来た坂田に竹夫は不満そうに言った。
「迷惑をかけるつもりはないんだ…」
「すでに迷惑なんです」

坂田が女性を連れ出そうとするが竹夫の部下がビルの下に見張りがいるとを報告した。
「元はと言えば私が悪いんです…お金に惹かれてあの人のものになったんですから」
女性が男達の元に戻ると言い出す中、竹夫が女性に質問をした。
「…どうして逃げたんですか?」
「しょっちゅう暴力を振るわれて…我慢しなきゃって思ってました。でも…」
すると坂田が女性の事情を話し始めた。
「…好きな人が出来たんだよ、それが俺の知り合いの男でな、相談を受けた」
男が暮らせる場所を探す間、預かる約束したと竹夫に打ち明けた。
女性をどうするか困惑する坂田に竹夫はオフィスにいればいいと提案した。
「交換条件があります。この事に梅子を巻き込まないと約束してください」
「…ああ、わかった」

大学病院の検査室で梅子が検査技師・岡部から脚気の資料を受け取った。
「どうして脚気なんだ?こないだは肝疾患の資料をくれと言って来たじゃないか?」
「・・・あれは津田さんが書く事になりました」
「論文のテーマを先輩に取られたか…よくあることだ。大学病院は医者の意地やメンツがぶつかる所だからな、ここで生きて行くなら受け入れるしか無い」

梅子が診察時間を看護婦に確認しながら診察をしていると坂田が電話が鳴る。
坂田は当分、アルバイトに坂田医院に来なくていいと梅子に言った。
「知り合いの医者にインターンを終えたばかりの医者に修行させてやってくれて頼まれて…
>論文のテーマを取り上げられ坂田医院にも来るなと言われ、何だかついてない梅子です

『梅ちゃん先生』第75話の感想とレビュー

なんか竹夫兄さん、めちゃカッコいいじゃないですか~(*゚ー゚*)
「ここにいればいい…」とか言っちゃって、くぅー!!。きっと昔好きだった『矢吹あかね』と境遇が似てるってことで女性の事を放っておけなくなったんでしょうね。
しかも妹・梅子の心配までするオマケ付です。アレは静子は竹夫に惚れた描写?
さて、今日は松岡と梅子の相変わらずの会話もさることながら私が密かに期待していた梅子の第一内科に勤務したことによる苦労もあり非常に満足した回でした。
明日の梅ちゃん先生が待ちどおしいです。

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