連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年6月28日木曜日

梅ちゃん先生 第76回 あらすじと感想(6月28日放送)

第13週『医師の自覚-第76回-』あらすじ(ネタバレ)

夜、病院からの帰り道、梅子は安岡製作所の灯りに気がつき戸を開け、工場で一人で作業している信郎に梅子は話しかけた。
「まだ仕事?」
「おう!・・・何かあったのか?梅子がこんな所に来るなんて」
「別に・・・・・・彼女とは上手くいってるの?」
「ああ」
そして相手が乾物屋の娘だと教えると信郎はアイディアが浮かんだ。
「そうだ!今度、合同でデートしないか?ダブルデーとって言うらしいぞ」
「わざわざ一緒にしなくても・・・」
「いいじゃねーか、お互い幸せな所を見せ合うのも(笑)」
「うん・・・でも松岡さん嫌がると思う。無駄な事はしない人だから・・・」

「やりましょう!」
梅子からダブルデートの話を聞いた松岡が梅子に返答した。
「・・・いいの?」
「断る理由がありますか?近頃2人で出かける事もなかったし。・・・それに論文のテーマの事・・・あまり落ち込まないように」
「知ってたの?」
>松岡は自分を気遣って出かけようと言ってくれたのでした。
>梅子はそれを知って嬉しくなりました。

― ダブルデート当日、映画を見終えた4人は喫茶店に入り映画の感想を話していた。
映画が楽しかったと梅子、信郎、信郎の彼女・宮田咲江がに対し松岡は映画の内容に納得がいかないと言い始めた。
「考えてみてください。2人は列車に乗って去っていたけれど男は取る物も取らず走って行ったんだから一文無しでしょう。あの後、女に食わせてもらったんでしょうかね」
「お話だからいいんじゃないですか?」
咲江が興奮気味な松岡をなだめよとした。
「よくないでしょう!」
「色々な小説を読んだり映画を観たりして恋愛物も楽しめる様になったんじゃなかったの?」梅子は困った様子で松岡に確認した。
「作品を楽しむには細部までよく検討しないと!」
「…気にしないでこの人、変わってるから」
松岡に戸惑う信郎と咲江に梅子が苦笑しながら伝えた。
「いや、相当変わってるよ・・・」
信郎が指摘すると松岡が信郎を睨んだ。
「怒ってます?…変わってるって言った事」
「事実を言われて怒る必要がありますか?それに人間、多少は変わってないと有益なものは生み出せない。凡庸な人間は凡庸な物を生み出す、当然の事でしょう。」
「聞き捨てならねぇな…俺には下らない物しか作れないっていうんですか?」
「一般論を言ったまでで」

2人にらみ合い始めたので梅子と咲江は話題を変えて、歌声喫茶に行こうと誘った。
すると今度は松岡と梅子が言い争いを始めてしまう。
「行きましょう、たまには世相を観察する事も必要だ!」
「世相を観察しに行くんじゃなくて歌いに行くんです」
「君の為を思って来たのに…」
「私のためを思うんだったらもっと病院を良くすることを考えて!」
「なんで病院に急に話が飛ぶんだ?」
「飛んでない!私ずっと最近考えるの!わからない?」
梅子は派閥争いや意地に関係なく治療や研究ができる病院がいいと松岡に意見をぶつけた。
「特に問題は感じた事はないな。どこにでも問題はある。そういう事とは距離を置けばいいんだよ」
「本当にそう思ってるの?…松岡さんにはガッカリした!」
梅子の言葉に松岡は息を荒くし、席を立った。
「・・・失敬した」
松岡はそのまま支払いをテーブルに置いて店を出て行った。
「・・・怒ったぞ、あれ」
松岡が出て行った後、信郎が梅子に言った。
「うん、怒った」
「まあ、気を落とすなよ」
「はあ(ため息)ごめんね、せっかくのデートなのに…どうして私だけ駄目なのかな…」
「駄目って決めつけるなよ」
「そうですよ!男女の仲は山あり谷ありですよ!」
「ありがと。でもいいの!…私は仕事を頑張る!ごめんね、私帰るから!」
梅子が席を立って店を出ようとすると咲江が申し訳なさそうに梅子を呼び止めた。
「あ、あの!こんな時に申し訳ないんですが…ご相談したいことが…

梅子は往診バックを持って咲江に連れられ木島と言う男の家を訪れた。
木島が金が無いといって病院へ行かず2、3日苦しそうに寝込んでいると咲江は説明した。
「小さい頃からお世話になった方なんです。診て頂けませんか?」
「わかりました」

梅子が聴診器で男を診察していると幸吉が和子、康子を連れて家に入って来た。
「ここだ!ここ!ちょっくらごめんよ!(笑)」
「なんだよ!?みんなして!」
突然、家に現れた幸吉達に信郎は驚き尋ねると康子が嬉しそうに答えた。
「梅ちゃんが医者をやる所なんてめったに診られるもんじゃないと思ってさ(笑)」
「みせもんじゃねーんだよ!!」
「ちょっと静かにして!」
梅子がはしゃいでいる康子や信郎を注意した。
「軽い肺炎ですね、安静が第一ですけど時々体の向きを変えてあげてください。」
梅子の診察する姿を見物に来た康子や和子は感心していた。

「おう!和!大したもんだよ!「軽い肺炎ですね」なんて!まるで医者みたいだったぞ!」
「医者です!」
康子の店に帰ってきた幸吉が店番をする和也に報告したので梅子が突っ込みを入れた。

「咲江さんて良い人じゃない、家族でもない人をあんなに心配して」
「まあな…でも悪かったな突然」
信郎と梅子が会話していると和子が話に割って入ってきた。
「そうだ!ついでに私も診てくれない?近頃なんだか良く眠れないの!」
「じゃ、私も!肩が上がりにくいのよね~」
「じゃ、おれも!俺も!」
店にいた客まで梅子に診察をしてもらいたいと言い始めるのだった。

診察する梅子は康子の店が患者でいっぱいになっている事に気がついた。
「…みんなそんなに具合悪いの?」
「梅ちゃんに診てもらいたいだけだよ(笑)」
康子が笑って梅子に伝えた。
「まあ、実際、蒲田には医者はすくないからな~」
梅子は蒲田の医者不足の話を聞き、何かを考えていた。

『梅ちゃん先生』第76話の感想とレビュー

何かを考えていたって・・・文章力無さ過ぎな自分に腹立ちます(汗)
まあ、『何か』って予告からすれば当然、町医者になることだと思うんですが、もうちょっとだけ大学病院への疑問を感じるシーンが多くても良いかと。
論文の取り上げ、診察時間短縮要請だけだと説得力がいまいちな・・・NHKだから、あんまりやりすぎると不都合があるのでしょうが、やっていただきたいです。
さて、今日が初登場の信郎のとてもいい彼女・宮田咲江役を演じていた佐津川愛美さん、Wikiで調べたら、様々な映画やドラマに出ていたのですが、見事に見たこと無いものばかりでした。今日は信郎と松岡の衝突に期待していたのですが…。

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