連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月6日金曜日

梅ちゃん先生 第83回 あらすじと感想(7月6日放送)

第14週『巣立ちのとき-第83回-』あらすじ(ネタバレ)

看護婦と並木涼子の母から涼子が病室からいなくなったと梅子は報告を受ける。
涼子を探していた梅子は父・建造の病室で建造とにらみ合っている涼子を発見した。
「色んな客が来る日だな…」
梅子が慌てて建造の病室に入ると建造がため息交じりで口にした。
「涼子ちゃん…どうしてこんなところにいるの?」
「座り込みです…梅子先生、私の夢の為に必死になってくれた。少しはお返ししたいから。自分の次の目標が見つかるまでは梅子先生の手伝いをするのが目標なの」
「涼子ちゃん…ありがとう!もういいから…もう十分」
涼子の母も建造の部屋に現れ、涼子は梅子の言うとおり母親と病室に戻って行った。

「…私の患者さん、陸上やってたんだけど、もう運動が出来そうにないって分かったの」
「それがどうしてここに?」
「一緒に頑張ろうって話してたから。自分の夢が駄目になった分私のために何かしたいって思ってくれたんじゃないかな?」
「おせっかいな連中ばかりだな…」
「ごめんなさい。今は私の事はいいから。お父さんは自分の病気を治す事だけを考えて」
梅子が部屋を出て行こうとした時、建造が梅子に声をかけた。
「…やってみろ。…やってみればいい」
「?…えっと…何を?」梅子は首をかしげた。
「ばか!開業医だ!…大変だろうがな」
「あの…『勝手にしろ』じゃなくて?」
「『やってみろ』と言ってる」
「…ありがとう…お父さん、ありがとう!!」
>梅子は翌日、病院を今月いっぱいで辞めたいと三枝教授達に告げました。
「大変だぞ?しっかりしろよ」
「まあ、何か困った事があったらいつでも訪ねて来なさい」
三枝と重岡は梅子の開業の報告を受け、梅子を激励した。
「はい!ありがとうございます!」
梅子は2人に深く頭を下げた。
>涼子に別れの手紙を書いた恋人は別れを後悔して戻ってきたそうです。

>次の日曜日、梅子達は松子の家を訪ねました。

「加藤さんとは上手くいってるの?」
松子の冷蔵庫を買った理由に感心しながら芳子が尋ねた。
「うん、たまにはケンカもするけど、あれから買い物は相談してくれるようになったわ」
「でも、あの時はちょっと笑っちゃったわ(笑)」
「近頃男の人は弱くなってしきりに言うけどああ本当だって思ったわ」
「…あんまり弱すぎるのもどうかと思うけど」松子は苦笑した。
「いいじゃない。男の人が弱いっていうのは世の中が平和な証拠」
「ウチのお父さん見たいのはもう珍しいわよね」
加藤が桜餅を買って帰ってきた。
加藤は本社勤務でビル担当になったと芳子たちに伝えた。
「じゃあ、お給料もあがるんじゃないですか?」
「どうですかね…ハハハハ(苦笑)」

― 下村家に帰ると梅子はしみじみと芳子に言った。
「松子姉さん、幸せそうだったわね」
「そうね。安心したわ」
「ごめんね、私はなかなか安心させてあげられなくて…
「何を言ってるのよ。私は安心してるわ梅子のことも」
「でも開業ができるかわからないのに病院を辞めるなんて言っちゃって…」
「なんとかなるわよ。梅子が自分のやりたい道で頑張ってる姿を見るのがお母さんには一番安心なのよ」
すると隣に住む安岡幸吉と息子・信郎が庭先に現れた。
「おう!いめちゃん!診療所やるだって?いつできるんだよ?(笑)」
梅子は器具や薬品、改装等のための資金が必要で簡単には開業できないと困った顔で伝えると幸吉の後ろにいた信郎が口を開いた。
「金ならなんとでもなるだろ?こういう時の為に銀行ってのがあるんだよ」
「銀行ってどうやって借りるの?」
「何だ何も知らないんだな(笑)俺が銀行に話つけてやる!」

― 診療所予定の旧下村家(平屋)に銀行員と梅子は向かい合って座っていた。
「あなたが…院長先生ですか?」
「はい」
銀行員の男は梅子の返答に何も言わないので横で見ていた幸吉が喋りだした。
「あんたが思ってる事はよーく分かる!この子は一見頼りなさそう見えるだろ?こう見えて帝都大学付属病院にいるんだ!出来がいいんだよ!開業してみろ!患者なんかわんさか来るぞ!」
出来の良い姉と兄に比べ何の取り柄も無い梅子の成長に感心してると幸吉が熱弁を奮った。
「梅ちゃんが医院をここで開いたら俺は365日毎日くるぞ!」
「病気じゃねえのに来てどうすんだよ?」信郎が尋ねた。
「『病は気から』って言うだろ?その気になれば病気の一つや二つなってやるよ!」
信郎は銀行員に梅子が大学病院を辞めて町の為に医院を開く事を酌んで欲しいと懇願した。
「なるほど…地域の発展のため…そう言う事なら応援させていただきます!」
「本当ですか!?」
「ただ融資が降りるには担保が必要かと…」

― 梅子は下村家の土地と家を担保にすればお金を貸してるくれると正枝と芳子に説明した。
「でもお金を返せないと家を取られちゃう事ですよね?」
庭の草木に水をまいている正枝に芳子が確認した。
「そういう事があった方が人間一生懸命、がんばれるわよ(笑)」
「大丈夫梅子?」
「私は頑張るつもり…お父さんが何て言うか…」
「問題はお父さんよね…」
「開業を許したんだから許してくれるわよ、きっと」
正枝が平然と言ったので梅子も安心した。

梅子は建造に家を担保にして借金をする話をしてみた。
「駄目だ!開業は許したが家を担保にするなんてとんでもない!!」
「じゃあ、どうしたら…」
「しらん!!!」
建造は新聞で顔を隠した。
>一難去ってまた一難の梅子です。

『梅ちゃん先生』第83話の感想とレビュー

並木涼子というローラみたいな患者さんの出番は今日でお終いなのかな?
なんだろ…この消化不良みたいな気分は(笑)
前向きすぎるだろ!という点とあっさり梅子の応援終了という点だな、きっと。
 旧下村邸は取り壊さなかったんですね…どういう配置か分からないけど、取り壊したらもっと家を広くできたのにとか思いますが。
 それと三枝と重岡コンビが意外に優しかった事に驚きました。そういえば涼子の診断ミスと建造の『あれ』について無かったけど…

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