連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月9日月曜日

梅ちゃん先生 第85回 あらすじと感想(7月8日放送)

第15週『ちいさな嘘の、おおきな本当-第85回-』あらすじ(ネタバレ)


>昭和30年5月。いよいよ、下村医院が開業しました。
>当面、受付は母の芳子と祖母の正枝が交代で勤めてくれることになりました。
「患者さん、来ないわね~」
受付の手伝いに来ていた芳子が患者が一人も来ない現状に落ち込んていた。
「そんなすぐには来ないわ」梅子が落ち込む芳子を励ました
芳子は患者が帰る時に『お大事に』ではなく『またどうぞ』って言いそうだと伝えた。

病院には『休憩中』の札が下げられ、芳子と共に梅子は家にもどって正枝と昼食(チャーハン)を食べながらため息をついた。
「…あの時は、みんなあんなに来てくれたのに…」
医者は人を健康にする仕事だが健康になれば暇になる不思議な仕事だと芳子は言った。
「病院にいるときは考えた事も無かったわ…」

昼休みが終わっても病院には患者が来なかった。
家に一人いてもつまらないと正枝がお茶を持って病院にやってくる。
「ふーん、昔のままね…」
お茶を飲みながら正枝は梅子の病院を見回した。
「あんまりお金かけないで改装したから」
「それにしてもこんな狭い所に6人寝起きしてたのね…今となってはうそみたい」
「10年色々ありましたね…梅子が医専に入って卒業してお医者さんになったんだものね…」
正枝と芳子がしんみりと昔話をはじめたので梅子が話題を変えようとした。
「昔の事よりこれからのことを考えましょうよ」
「そうね!未来を考えないとね」
「ふーん、年寄りに未来っていわれてもね」
「お母さんにも未来はありますよ、まだまだ」
「そうよあるわよ。医者が近くにいるんだから」
梅子が祖母に笑顔で言った。
「心強いわ(笑)」

すると病院の様子を見に信郎の母・和子と康子が病院を訪ねて来る。
和子と康子に正枝と芳子は患者もいないので上がるように伝え、梅子以外の4人の女性はすっかり盛り上がる。
「…康子さん、お店はいいの?」
「この時間帯はうちのひとだけで大丈夫なの」

-待合室でお茶を飲みながら昔の話で盛り上がっている4人を見ながら梅子は呟いた。
「結局、昔話…」
「でも嬉しいな~こうやってみんなで集まれる場所ができて(笑)」
そう言った康子は次の瞬間我に返った。
「…違うわね…ここそう言う場所じゃないよね?」
康子と和子は邪魔したら悪いと病院を出ようとすると康子の娘、千恵子が現れる。
「気分が悪いから帰って来た」
「あ!…患者!!」
康子達は千恵子を強引に診察室へ連れて行く。
「ウチの娘が記念すべき患者第1号!」
テンションがあがる康子達に梅子は待合室にもどるよう指示をする。

「熱はない…体はだるい…お腹は痛くないのね?」
「それは大丈夫です。」
「…ねえ、もしかして…仮病?お母さんには言わないから」
「うん。…ごめんなさい」
「どうしたの?」
「午後の家庭科の授業があって、まっすぐ縫おうとしても曲がって皆が笑うの」
「わかるわ〜」
千恵子は何も言わず梅子に両手を合わせた。
「…風邪の初期の症状ね。お薬だすわ。今日はゆっくり休むように」
>結局、下村医院の第一日目は仮病の患者が1人来ただけでした。

― 帝都大学付属病院ではベッドでリハビリをしている建造が狭山に質問をしていた。
「退院までどのくらいだ?」
「あと三ヶ月ほどでしょうか?」
「毎日聞いたって短くなりませんよ」
狭山の後ろにいた婦長・山下の言葉に建造は大きなため息をついた。

― 第二内科では梅子の親友の弥生が小さい声でつぶやいた。
「梅子、今日から開業か…うまくやってるかな?」
「見に行ってみようか?」
山倉と弥生は陣中見舞いをもって病院へ行こうと話していると後ろにいた松岡が止めた。
「そういうのはよくないな。彼女は独立して一人で頑張ろうとしてるんだ。軽々しく行くもんじゃない」
「…そんなに堅苦しく考えなくても」
苛立った様子で研究室を出て行った松岡に山倉が呆れ顔になった。
「やせ我慢だよ」
「男ってどうして無駄なやせ我慢をするのかしら」
「だよね?僕はそう言う事はしないけどね」
「…しなすぎなのもどうかと思うわ」

>次も日も患者は来ませんでした。
梅子は安岡製作所を訪れるが忙しそうにしていたので、すぐに引き返そうとした。
その時、高い所で作業していた従業員の木下がバランスを崩して、腕にケガをしてしまう。
「大丈夫か!?きのやん!!…病院だ病院!」
木下の腕のケガを見た信郎は慌てて病院へ連れて行こうとするが幸吉が止めた。
「おい!医者はここにいるじゃねーかよ!?」
「梅子は内科だろ?」
信郎と幸吉の問答に梅子が割って入った。
「そんなことを言ってる場合じゃないわ!連れて来て!」

『梅ちゃん先生』第85話の感想とレビュー

医者の見習い期間が終わり、本日から開業した梅ちゃん先生ですが、やはりというか初日からさっぱりなスタートです。土曜日に改装し終えて新しく建てた『下村医院』の看板を倒してしまったのは、この伏線だった?にしても平和な回でしたね。(きのやんの傷も見た感じカスリ傷っぽいけど)
梅子の周りが緊張感なさすぎ(笑)

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