連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月11日水曜日

梅ちゃん先生 第87回 あらすじと感想(7月11日放送)

第15週『ちいさな嘘の、おおきな本当-第87回-』あらすじ(ネタバレ)

何度電話しても繋がらないいると患者が来たと芳子が病院に戻ってくるよう梅子を呼んだ。
梅子は近所で転んで擦り傷を作った少年の治療をおこなう。
>この頃は医者の数が足りず内科医であっても怪我人の治療をする事は珍しくなかった

その頃、安岡製作所では求人募集をおこない工場の前で信郎と幸吉が志望者を待っていた。
「誰も来ないな…」
「やっぱり無理なんだよ!こんな張り紙じゃ…この好景気に人が来るか?」
>世の中は好景気に沸き人手不足は深刻になっていました。
>高度成長時代と呼ばれる時代がまさに始まろうとしていたのです。
「だいたい求人ってのは新聞に広告ドカーンと載せて人をどーんと集めてそんな中良い奴選ぶもんなんだよ!」
幸吉は新聞を広げて求人欄を見ながら信郎に文句を言った。
「新聞に広告載せる金がどこにあんだよ?」
「あんな張り紙見て来るのはな、せいぜい野良犬か野良猫くらいなもんだ…」
すると一匹の野良猫が工場に紛れ込んてきた。
「ニャー」(=゚ω゚)ノ
「…ノブ、来たぞ………面接か?働くか?…やる気だよ、こいつ」(゚ロ゚;w

その頃、病院の張り紙を康子の店に貼らせてもらっていた梅子は店で昼間から酒を飲んでいる木下の存在に気がついた。
「ケガ人がお酒なんか飲んで!(怒)」
梅子は世話になってきた信郎の工場を何故手伝おうと思わないのか尋ねると木下は好景気なのに安い給料でこき使われてると愚痴を言い始めた。
そこに康子の娘、千恵子が明日の裁縫の授業を休みたいと言ってくる。
「また風邪にしてくれないかな?」
「ずっとそうやってずるするつもり?逃げて行ったって何も解決しないよ?」
「そういうけどよ、ただ受け入れてたって何も解決しねーだろうよ」
木下が梅子の言い分に反論した。
「そりゃそうよ。だから何事も一生懸命にやれば…」
「一生懸命にやって上手く言ったの?」
「うん、ほとんどが駄目だった…でも医者になるというのはなんとかなったのよ」
梅子は何事にも諦めずに一生懸命になることが大事だと千恵子に伝えた。
「そうかな…」
千恵子は納得しないといった顔つきで店の片付けを再開した。

― 夜、松岡から電話があり梅子は嬉しそうに受話器を芳子から受け取った。
「用事はないんだ。あくまでも様子を聞こうと思って…」
「そう…でも電話くれて嬉しい」
「そ、そう?そういうものか?で、どう?」
「まだ患者は少ないがコツコツ頑張るつもり」
梅子は入院している建造について看護婦達を困らせてないか松岡に尋ねた。
「だんだん患者が板についてきたみたいだよ」
その時、松岡の脳裏に建造から言われた言葉が浮かんだ。
建造『梅子はまだ頼りない。君くらいしっかりした男がずっとそばにいてくれるようになれば私としても安心なのだが』
「あ、あの…僕は…その…君のそばにいる必要はあるかな?」(・Д・;)
松岡は緊張しながら梅子に質問をしてみた。
「うーん…今は一人で頑張ってみる。´・д・)ノ 松岡さんだって忙しいだろうし、最初から人に頼ってたんじゃ駄目でしょ?」
「そ…そうだな。なら、いいんだ(汗)」
「でもありがとう。私達電話で話すのはじめてかもしれないわね」
「そうだな。いつも病院で会ってたから」
「なんか変な感じ(笑)」
「電話とは用件だけを手短に言う物だとばかり思ってた。何を話してもいいんだね」
「当たり前じゃない(笑)」

数日後、張り紙をみた男が工員に応募して来るが能力不足で安岡親子は不採用とした。
仕事を断わろうと言い出す幸吉と2人でも何とか仕事を受けるべきだと主張する信郎は、衝突してしまい、信郎は一人でも作業すると意地を張るのだった。

その頃、梅子は千恵子が祖母・正枝に裁縫を習いに来たことを知り、その姿を木下に見せる。
「千恵ちゃんだって頑張ろうって気持ちになったのよ!木下さんも仕事に戻ったら?ノブも叔父さんもまだ新しい人が見つからなくて困ってるの!サボって給料揚げてもらうより頑張って感謝されたほうがいいんじゃないかな?」
木下は一生懸命に苦手な裁縫に取り組む千恵をみた。
「…そうかもな。そうするかな…よく考えりゃ俺が曲がりなりにも職人に慣れたのは親父さん達のおかげなんだ。恩返しする良い機会だ(笑)」
「よかった~(笑)」
木下はその場で包帯を取り傷がもう完治していることを梅子に告げた。

しかしその姿を信郎がすぐ後ろで驚いた様子で見ていた。
「…なんでだよ?ケガ、一ヶ月かかるって…」(゚ロ゚;)
「!?…痛テテテ!!」
「手が逆だよ…一ヶ月かかるってのはウソかよ!梅子は知ってたのかよ?いいのかよ!?いしゃがそういうことで!?」
「…別にこの先生は悪くねーよ」
木下は梅子をかばった。
「そんなに休みたいならずっと休んでろよ!!」
「…ずっと休んでろって『辞めろ』って事かよ!?」
「ああ!そうだよ!!」
「だったら辞めてやるよ!こんなボロ工場!油まみれでちまちま作業してウンザリだったんだ!景気のいい世の中だ!もっと儲かる仕事をするんだ!」
木下は信郎にタンカをきると工場と逆方向へ歩いていった。
「二度と戻って来るな!」
>うまくいくと思ってた矢先とんでもない事になってしまいました。

『梅ちゃん先生』第87話の感想とレビュー

猫と幸吉のシーンが秀逸でした(笑)
梅子の医者としてのエピソードは膝小僧を消毒するくらいで終了…まあ最初から病院に患者が押し寄せるのもどうかと思いますが、医者不足が深刻ならそろそろもう少し来てもいいかな。
まだ知られてないから?
梅子が松岡に負けず劣らず天然なことに笑いました。

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