連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月14日土曜日

梅ちゃん先生 第90回 あらすじと感想(7月14日放送)

第15週『ちいさな嘘の、おおきな本当-第90回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子は患者を連れて来た作業員・近藤の話を聞いてすぐに食中毒だと診断した。
「救急車を呼びましょう!来るまで応急手当をします!」
梅子は病院に来た芳子と正枝に救急車を3台呼ぶ事、湯とタオル、新聞紙をあるだけ用意することを指示し、患者ではない近藤以外の作業員は外で待つように伝えた。

救急車を待つ間、梅子は応急処置を行い、康子も食中毒の患者の看病を手伝っていた。
病院に木下が現れたので梅子は咄嗟に手伝うように頼んだ。
「…いや、俺は…親父さんの工場手伝おうと思って…」
「陽造叔父さんのところは?」
「辞めさせてもらいました。やっぱり工場の仕事が好きだし、先生の言うように恩返ししたいし…」職人になれた恩がある幸吉達が困っているのに知らぬ顔はできないと言った。
「じゃ、こっちはいいから!行って!」
「いや…俺、先生に間に入ってもらおうかと…(苦笑)」(-∀-`; )
「そんな暇ないの。見ればわかるでしょ!?自分の事は自分でやる!」(#`゚д´)ノ
梅子に言われ、しぶしぶ木下は病院の扉を閉めた。

― 安岡製作所では幸吉と信郎が作業に追われていた。
そんな中、信郎は木下が工場を覗いている事に気がついた。
木下は何も言わず工場に入って作業の手伝いをはじめる。
「何しに来た?」
信郎は冷たい口調で木下に尋ねるが木下は信郎を見ずに作業を続けた。
「そんな話は後で」
「なんだと!(怒)」
「まあ、今はいいだろう」幸吉が信郎をなだめる。
「許した訳じゃねーからな…」
「…今はやらせてください」
木下が真剣に作業するのを見て信郎も自分の作業台にもどり作業を再開させた。

― 梅子は坂田に電話で食中毒患者に施した処置を報告していた。
「当面の処置はそれでいいだろう。後は水分を絶やさないように気をつけるんだ」
坂田の助言に礼を言い受話器を置くと近藤が心配そうに梅子に尋ねてきた。
「…大丈夫なんでしょうか?」
「命に別状はないと思います。あとは病院で原因菌を特定できれば」
その時、救急車が到着し残っていた患者が全員病院へと搬送された。
「はぁ〜!!」梅子は患者が運ばれると安心して膝から崩れ落ちた。

翌朝、梅子は坂田に患者が全員病院に運ばれたことを報告した。
「それは良かった。おめでとう!今日が下村医院の本格的なスタートかもしれんな…医者にはいろんな医者がいていい。君は自分の色を出せば良いじゃないか!俺もそうしてる(笑)」
「そうですね(笑)」
「…一つ聞いていいか?何で昨夜は俺に電話をした?」
「すみません。父が入院中だし他にいなくて…」
「なんだ…そういうことか。親父さんより俺を頼ってくれたのかと一瞬喜んだ」
「もちろん頼りにしてます」
「いやいや俺を頼ってもろくなことは教えないかもしれん」
「そんなことありません」
「君の医院にお邪魔してもいいかな?君のお父さんが退院する前だ。見つかるとまたうるさい」
「もちろん。フフフ(笑)じゃ、失礼します」
梅子と坂田はそれぞれ笑みを浮かべながら満足そうに受話器を置いた

― 梅子が信郎の工場を覗くと作業場で居眠りをしている幸吉達と完成した部品が見えた。
「ありがとうね。木下さんが戻ってくれたの梅ちゃんが骨折ってくれたんだって!」
幸吉達を起こしに工場にやってきた幸吉の妻・和子が梅子に気がついて話しかけてきた。
「ううん、私は何も(笑)」
すると作業台で寝ていた信郎が寝言を言う。
「この工場じゃ小さすぎるんだよ100人!いや200人!…」
その姿を見て和子と梅子は笑った。
「いつか正夢になるといいね!ノブ!…さ!診療所開けないと!」
「…大丈夫かい?寝てないんだろ?」
「でも、患者さん来るかもしれないし…」

梅子が診療所に戻ると康子と近藤が昨夜の患者は全員無事だったと梅子に報告してくる。
「こちらで応急処置して頂いておかげで軽く済んだと病院の先生がおっしゃってました。本当にありがとうございました!」近藤が深く頭を下げた。
「いえ、医者ですから(笑)」
「近くにお医者さんができて本当に良かった!えーっとお名前は…下村先生ですか…それでは失礼します。下村先生!」
すると近藤の呼び方に和子と康子が異論を唱えた。
「下村先生って何か変なの!梅ちゃんでいいのよ!!(笑)」
「いやー先生をお名前で呼ぶ訳には…」
「じゃあ!梅ちゃん先生!(笑)」
梅子の呼び方に近藤や和子、梅子が笑った。

― 「宿直ご苦労さま!」
弥生と山倉が部屋に入って来たので松岡は机の本の上に別の本をさりげなく置いた。
「顔でも洗ってくるか…」
松岡の様子から本を隠したと睨んだ2人は早速松岡がいなくなると隠した本を見つける。
『完全なる結婚』『医学上の恋愛感』『現代結婚学』といった結婚の本が次々と出てくる。
「一応考えてるんだ…結婚について…」
「どうしても理論から入らずにはいられないようだな…」( 。-ω-)
「まあ努力は認めてあげましょう(苦笑)」(・ω・`;)

― 白衣を着たまま机で居眠りする梅子をみて芳子が正枝に言った。
「患者さんが来るまで寝かせておいてあげましょう(笑)」
「梅ちゃん先生か…」
「さっきの聞こえてました?フフフ(笑)」
その時、熱があるという患者が下村医院にやってきたので芳子は梅子を起こす事にした。
「患者さんですよ。梅ちゃん先生!」
「…はい!お通して!」Σ(´□`)ノ
>なんとかスタートした梅ちゃん先生の診療所、これからも色々な波乱がありそうです。
その頃、入院中の梅子の父・建造は誰かに電話をしていた。
「…ええ、そうなんです…娘が診療所を開業しまして…なにしろ私は入院中なもので…そこであなたにお願いしたい…いや、そうおっしゃらずに…」(-公- ;)

『梅ちゃん先生』第90話の感想とレビュー

今週は、結構盛り上がりにかけるなって思っていましたが今日の回は見ごたえありました。
食中毒患者の応対にそれほどパニックにならずきちんと対処する梅子、カッコいい。
考えてみれば梅子が医者っぽいことをこなす姿は新鮮でした。
あれだけ親身になっていた木下にも、治療中は厳しい対応(笑)。
木下の『あれ?いつもの梅子と違う』という表情がよかったです。
ただ夜遅く~早朝にかけて坂田に電話は迷惑じゃないのかなとちょっと気になりました。松岡やいつでも相談しなさいと言ってくれた重岡や三枝教授の立場が…
坂田先生は梅子の父親になりたいみたいなこと言ってたから満足そう。
そして、いつもと違う民放のドラマのような終わり方…来週は、きっとすごいことになるんじゃなかろうか…

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