連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年7月21日土曜日

梅ちゃん先生 第96回 あらすじと感想(7月21日放送)

第16週『ふたつの道-第96回-』あらすじ(ネタバレ)


>松岡の話したい事とは何だろう?梅子は少し楽しみで少し怖いような気持ちでした
診療所に訪ねてきた坂田は梅子から早野新造の報告を満足そうに聞いていた。
「…そうか。いや、よかったじゃないか」
「よかったんですよね…」
「少なくとも君が関わる前よりその人は幸せな気持ちで人生を終える事ができる。いや俺もその人みたいに親しい人に囲まれて死ねるのが羨ましいよ」
「坂田先生にもいるじゃないですか?親しい人」
「俺の周りの人はそれぞれ変える場所を持ってる…」
寂しそうに坂田が答えたとき、松岡が診療所に入ってきた。
「勘違いするな。一度はこの診療所を拝見しておかなくちゃ行けないと思って来ただけだ」
坂田が松岡に声をかけた。
「早野さん達、みんな松岡さんに感謝してたわ…まだ納得してないの?」
松岡の表情が浮かない事に梅子は気がついた。
「早野さんの事じゃない…梅子さん、君とはお別れする事になる」
「え?…どういうこと?」
梅子が席から立ち上がった。
「アメリカに留学する」
留学の期間を坂田が尋ねると松岡は3年~5年らしいと答えた。
「その位で別れる事無いんじゃないか?梅子君が待ってると言えばの話だがな」
「もちろん私は…」
「いや!僕たちは違う未知を歩いた方が良いと思う。」
「どうして?」
「僕は医療が人を救うと思ってた。自分がその仕事に携わっている事に誇りも自信も持っていた。でも早野さんに病院に戻れば必ず治すとは言えなかった…」
「それは医学にだって限界はあるわ!」
「限界があってもとことん努力する、それが自分の仕事だと思ってた。…でも負けた。『うちで家族との時間を過ごしたい』その気持ちに医学が負けたんだ」
「そんな考え方ってなんだか変よ!」
「医学が進んでいれば、あの人は治った!そうすれば大手を振ってお孫さんが大きくなるのを見守る事ができたんじゃないか!」
やや興奮気味に話した松岡は落ち着いた口調に戻った。
「…君はこれからも患者さんの傍にいてその人達の事を考えてやってくれ。僕は医学を一歩でも進歩させて患者を減らす事を目指す…それが僕の生きる希望だ」
「…分かった」
松岡の言葉に梅子は呆然としながら小さい声で答えた。

2人の会話を聞いていた坂田は、自分はいないほうがいいと診療所を出て行った。
梅子は、話は理解できるが別れる理由については理解できないと松岡に言った。
「…僕たちは進む道が違うんだ」
「仕事で目指すものが違うと駄目なの?」
梅子は松岡の腕を掴んだ。
「研究者と臨床医では同じ医者でも立場や考え方が違う。僕らがお互いの道を究めたら必ずどこかでぶつかる気がする。そんな時…僕は嫌われたくないから自分の考えを曲げるかもしれない」
「…そうね。そんなことになったら困るわね…」
つかんでいた松岡の腕をゆっくりと梅子は放した。
「立派な研究成果を期待してる…私も立派な開業医になるから…」
梅子は、呟くようなか細い声で松岡に伝えた。

自分の部屋に戻った梅子は灯りもつけずに立ち尽くしていた。
「梅子?どうしたの?」
梅子の様子を心配した母・芳子が廊下から声をかけてきた。
「なんでもない。ちょっと疲れただけ…」
梅子は松岡との今までの事を思い出し泣き崩れるのだった。

― 入院中の梅子の父・建造に松岡はアメリカ留学を報告した。
「がんの研究なら君としてもやりがいがあるだろう。私としても病院としても期待したい」
「ありがとうございます」
「…で、梅子とは?」建造は湯のみを手に取った。
「はい…お別れしました。申し訳ありません」
「いや、君が謝る事じゃない」
「あの…ロミュビリュズがこういう事を言っておりまして…」(;´゚Д゚)
「いや、いい…父親としては一発殴ってやりたい」(-公- ;)
「どうぞ」松岡は建造に頭を下げた。
「病人だ。自重しよう…」
「いえ!お願いします。先生のような方が父親になってくれたら嬉しいと最初にお会いした時からそう思っていました!」
すると建造はパチンと松岡の頬を叩き、次に叩いた手を松岡の肩に置いた。
「頑張って来い!」
「はい!」

― 松岡と梅子は写真スタジオで写真撮影をしていた。
「でも、どうして写真を撮ろうと?」
カメラマンが準備している間、松岡が梅子に尋ねた。
「写真にすればちゃんと思い出に出来る気がして」
するとカメラマンが梅子達の後ろにセットされた背景絵について質問してくる。
「あの背景はこれでいいですかね?
松岡は悪くないと返答するが梅子は気に入らず他の絵に替えてもらう。
「…ああ!これ!初めて会った時の医専の中庭みたい!これでお願いします」
カメラマンが写真を撮りますと合図を出した。
「…笑顔でね」(・ω・。)梅子がカメラをみながら松岡に言った。
「ああ」(。・∀・)
>こうして梅子は松岡敏夫と笑顔で別れを告げました
>そして梅子はまた前を向いて歩き始めたのです。


『梅ちゃん先生』第96話の感想とレビュー

ここで松岡さんがここでリタイアとは…うーん、来週からの梅ちゃん先生はどうなるんだろう。
やはりノブが梅子の結婚相手なのかな?なんか幼少の頃シーンが予告で流れるし(笑)
ともかく、今日のお別れシーンは、ちょびっとジーンときましたね。
梅子が松岡が言っている事は納得できないけど仕方ないって感じが切なかった。で、とりあえず写真とって無理やり思い出として封印という手段に。っていうか、今日一切、笑いが無かった・・・
そうそう予告に子供を連れた元歌手のあかねが出ていてビックリ!!
竹夫「昔の事なんか関係あるかー!!」は誰に言ってか超気になります。

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