連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月7日火曜日

梅ちゃん先生 第110回 あらすじと感想(8月7日放送)

第19週『新しい家族-第110回-』あらすじ(ネタバレ)


>梅子とノブオの結婚式の日がやってきました。
近所の人が大勢下村家の前に集まり梅子と信郎を祝福していた。
「おいノブ!梅ちゃん!ハイヤー来たよ!親父は?」
「…またお手洗いに閉じこもって」
「松っちゃんの時と同じゃねーかよ(笑)もういいほっとけ!」

梅子と信郎は結婚式を無事終えて、披露宴を開催していた。
「みんな来てくれてありがとう!」
梅子は、披露宴にやってきた医専時代から友人、弥生、雪子、江美に礼を言った。
「典子さん、気になる患者さんがいるから来られないって残念がってたわ、それでね。これ、梅子に渡してって」
雪子は典子から預かっていた梅子を模した人形を梅子に渡した。
「わぁ!かわいい。典子さん、こういうの得意だったものね~」
「…梅子には先越されて、残りは私と雪子さんだけか…」
弥生がため息をつくと雪子が笑みを浮かべて弥生を見た。
「どっちが早く幸せになるか競争しましょうか?」
「結婚しないと幸せじゃないの?…考えが古い」
「弥生さんも雪子さんも相変わらずだな(笑)」
2人が言い合いをする姿を見て江美と梅子は笑った。

―信郎は披露宴に母・和子の兄・石田繁が来ていたことに驚いた。
幸吉は繁に借金して以来、苦手だと梅子に説明した。

「山倉さんと弥生さんはずっと同じ病院なんでしょ?いっそご結婚されたら?」
雪子が言うと山倉と弥生は言葉を失い、互いの顔をみた。

叔父の陽造が竹夫に野島静子を建造に紹介したか質問してきた。
「ええ、さっき。そしたら『よさそうな人じゃないか』って」
竹夫の言葉に陽造が意外だと答えたので静子は表情を曇らせた。
「私がそう言われるとそんなに意外ですか?」
「そうじゃない。兄貴は何に対しても文句を言わないと気が済まない性質なんだよ」
「ま、今日は梅子の結婚で上の空なんだろ…」

信郎の元に信郎の叔父・繁が酒を注ぎにやってきた。
「信郎、おめでとう!お前はこれから工場を大きくして行くんだろ?そう言う時にかみさんが外で仕事をしていて大丈夫なのか?」
「そんな事、関係ないです(笑)」
「関係ないことあるか!」
繁が大声を出したので会場は静まり、信郎達に視線が向けられた。
「工場をやって行くのは大変な事だ。必ず女房の助けが必要だ。どうなんだ?」
「心配要りません」
信郎の言葉を聞くと繁は隣に座る梅子に強く詰め寄った。
「あんたはどうなんだ?」
「あ、あの…なんとかなるかなと…」
「なんだそれは?(怒)」
すると弥生が手を挙げて発言を始めた。
「あの!…梅子さんは努力家です。飲み込みは悪くても最後はものにします。実際になんとかなってきたんです。長い目でみてやってください!」
「長い目で見ろって行ってもな工場の仕事は明日も明後日も続いて行くんだ!」
繁が弥生を睨むと今度は雪子が立ち上がった。
「確かに梅子は周りをハラハラさせます。でもそれは本人がいつも一生懸命だからです!」
雪子達は女学校時代に横須賀へ薬品を取りに行ったエピソードを話した。
「…何だかますます不安になって来た…そんな浮ついたことで医者としても町工場のかみさんとしても大丈夫なのか?」
その時、信郎が勢いよく立ち上がった。
「俺の嫁さんに文句を言わないで下さい!欠点の数なら俺だって梅子と良い勝負です。うちの親父とお袋だって欠点だらけの2人でうまくやってきたんだ。親父達見習って2人で補い合って行くって決めたんです!だから俺達は大丈夫です!!」
それでも食い下がらない繁に幸吉が声をかけた。
「兄さんよ、言う相手間違ってねえか?ここで何を行っても倅、帰ってこねえよ」
幸吉に言われて繁は肩を落として何もいえなくなってしまった。
「…息子さんがどうかしたのかね?」
披露宴会場でそれまで一言も喋らなかった建造が繁に質問した。
「…うちの倅は私に反発して家を飛び出しておりましてな。何不自由なく育てたつもりなのに…私よりずっと出来の悪いこの男の倅がこんなにもすくすく育っていい嫁さん貰って…それが…悔しかっただけなんです…」
繁が泣き出すと建造は立ち上がり、繁に向かって歩き始めた。
「心配ないでしょう…うちの息子も一時は家を飛び出しておりましたが今ではそれなりの者になっております。こんな良い女性とご縁ができて何とかやっております。梅子も私の反対を押し切って開業医になりましたがなんとかやっております。親から見れば子供はいつまでも子供ですがいつの間にか一人前になっているものです。だからあなたの息子さんもきっと…」
「ありがとうございます!(泣)」
建造の言葉に涙を流しながら、繫は梅子と信郎を祝福した。
「…信郎、梅子さん、おめでとう。梅子さん、信郎の事、宜しくお頼みます!」

― 夜、下村家から安岡家に戻った梅子が二階に行こうとすると信郎が呼び止めた。
「梅子どこいくんだよ?…布団こっちだぞ」
戸を開けると狭い部屋に布団が敷き詰められており既に幸吉と和子が雑魚寝をしていた。
「え?ここでねるの!?」
「俺の部屋、家具で一杯だろ」
「あ、家具ね、お父さんがうちの二階で預かってくれるって。工場が大きなるまでだって」
「そうか」
「うん。じゃあこれからよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
>こうして梅子とノブオの新婚生活が始まったのでした。

『梅ちゃん先生』第110話の感想とレビュー

懐かしい顔ぶれが沢山出ていましたね。まさか医専時代の2人が出てくるとは…ただ典子が出てこないのは残念。あんな人形を作る特技ありましたっけ?
さて、いよいよ医療ドラマの医の字もなくなり、昔ながらの朝ドラになってしまいましたが、そろそろ少しは医者としての話を盛り込んで欲しいです。
でも、この流れだと医者と工場の嫁さんの忙しさに奮闘する話になってしまいそう(笑)
そういえば前々作の朝ドラ「おひさま」も途中までは教師でいい感じでしたが、蕎麦屋に嫁いで蕎麦屋になってしまうという展開でした。
できましたら『梅ちゃん先生』は最後まで町医者で通して欲しいです。

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