連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月10日金曜日

梅ちゃん先生 第113回 あらすじと感想(8月10日放送)

第19週『新しい家族-第113回-』あらすじ(ネタバレ)


朝、仕事前の光男が梅子に話しかけてくる。
「あの…夕べはありがとうございました…ありがたいお言葉、身に染みわたりました」
「あ、そう…寝ちゃったと思ってた」
「照れくさくて寝たフリしてしまいました(笑)んだば、いってらっしゃいませ」

そんな折、早野から電話が入ったという知らせを受ける。
下村家の電話で早野妙子と話した梅子に建造が声をかけた。
「慌てず冷静に振る舞いなさい。
「分かりました」

梅子は、こん睡状態になっている早野新造に話しかけた。
「早野さん、分かりますか?早野さん、安岡です!」
しかし、早野新造は梅子の呼びかけに応答することは無かった。
夕方なり新造の呼吸音が不規則に聞こえ始めたので梅子は脈を計った。
そして心配そうにしていた新造の妻・妙子、娘の小夜子、孫の方に向いた。
「お別れを…」
妙子は寝ている新造の手を強く握った。
「あなた…ご苦労様でした…聞こえてるみたい…手を握り返してくれた」
「お父さん…ありがとう!」

「ご臨終です。…15時45分です。…皆さんに囲まれて幸せな最後だったと思います」
「長い間…いろいろとありがとうございました」
妙子は、泣きながら梅子に頭を下げた。
「先生がいらっしゃらなければ私はこうして父を見送る事はできませんでした」
「病気だけじゃなくて…私達、家族まで本当に…」
「いえ…私の方こそ早野さんにはいろいろ教えて頂きました」
そして梅子は早野新造に頭を下げた。
「ありがとうございました」

その夜、病院に戻った梅子は早野新造の死亡診断書を書いていた。
すると病院に建造が入ってきた。
「どうだった?」
「…亡くなりました」
「そうか…開業してはじめてか?患者を看取るのは」
「はい」
「開業医は患者と個人的な関わりも深くなる。あまり引きずるなと言っても難しいだろう」
「大丈夫です」
「お母さんにもそう言っておこう。少し心配ていたからな…松子が来てる。後で来るといい」
― 下村家にやってきた梅子は松子たちと蜜柑を食べていた。
正枝は幸吉のところにやってきた集団就職の男子について梅子に質問した。
「光男君ていうのよ、すごくしっかりした子なの」
「そう。その子はどこで寝てるの?」
「え…あの、2階に凄く小さい部屋があってね、そこで(汗)」
「ふーん、そういう部屋があるの」

話題が電気釜の話題に変わると松子がもうすぐ3人家族になると言い出した。
「もしかして…赤ちゃん!?おめでとう!!」
「今日はその報告で!梅子が来てから言おうと思って(笑)」
松子は11月が予定日だと芳子達に説明し、目の前の蜜柑を口に入れた。
「酸っぱいものが欲しくなるって本当なのね(笑)」
「…どうしたの?梅子?」
「ウチの人にもしらせてくる!!」
俯いていた梅子が立ち上がり安岡家に急いで戻っていった。

家についた梅子は2階の誰もいない部屋に入った。
「どうした?」
電気もつけずに一人でたたずんでいる梅子に信郎が声をかけた。
「…松子姉さんにね、赤ちゃんができたの」
「そうか…よかったな」
梅子の様子に信郎も気がついた。
「…今日は色々あったんだな」
そして信郎に抱きしめられた梅子は泣きはじめた。

翌朝、出勤前の建造と梅子が安岡製作所の前でバッタリ会う。
「お父さん、おはようございます」
「彼か?集団就職できたのは?」
建造は掃除している光男を見ながら梅子に尋ねた。
「そうなの。すごく真面目なの。…いびきさえなきゃね」
「いびき?…どうして梅子が彼のいびきで困るんだ?」
「あの…それは、その…」
梅子の反応で全てを理解した建造は安岡製作所に入っていった。
「あ!!お父さん!!」

「おい!どういう事だ!?」
建造は仕事の準備をしている幸吉に怒鳴りつけた。
すると信郎から建造の事をきいた光男が丁寧に挨拶をした。
「これはどうも!梅子さんには大変お世話になっております。」
「どんなお世話だ…どういう事だ説明してもらおう」
>建造と幸吉に久しぶりに新しい火種がくすぶり始めました。

『梅ちゃん先生』第113話の感想とレビュー

早野さんのシーン、良かったです。梅子が新造に礼を言うところがなんとも…
朝ドラだから家族劇を見たいというご意見もあるでしょうが、やはり医療ドラマに重点を置いた方が私は好きです。
新造が亡くなったことによって、梅子の抱える名前を貰っている患者はゼロになってしまいまいたね。これで当分、医者として活躍しなさそう…残念。
新造の孫、セリフないのに迫真の泣き演技。最近の子役って本当に凄い。
それにしても…この孫と娘は、登場以来、ずっと蒲田にいるのかな?

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