連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月11日土曜日

梅ちゃん先生 第114回 あらすじと感想(8月11日放送)


第19週『新しい家族-第114回-』あらすじ(ネタバレ)


梅子達と光男が一緒の部屋で寝ていることについて幸吉は部屋がないからと説明した。
「これからどうするんだ?ずっと従業員と同居させるつもりか!?」
「工場が儲かって拡張なんてことになりゃ従業員の宿舎もできるかもしれねーけどな(笑)」建造は脇で見ていた信郎に気がついた。
「信郎君!君は、前に俺に約束したな?…梅子を幸せにすると」
「はい…すみません」
信郎は完全に萎縮していたので梅子が間に割って入った。
「私は幸せよ。だからいいの…それにこれは、安岡家の問題よ」
梅子に言われ建造は顔をゆがめながら工場を後にした。
幸吉は出て行った建造に向かって叫んだ。
「もう二度と来るな!きのやん!塩もってこい!…馬鹿野郎!それは糠味噌だ!」

休み時間、信郎は幸吉にいい案があると言い出した。
「…俺たち2人が梅子の家で暮らす。隣には部屋はあるし、光男君が一人で部屋を使えるし、家具だって隣に置いてあるしよ」
「人間が家具の後を追いかけてどうするんだよ。だいたいな!朝晩あのブッ長面がいるんだぞ?我慢できんのか?」
幸吉の問いに信郎が言葉を詰まらせたので話を切り上げた。

夜、梅子は落ち込んでいる光男を励ました。
「あんなの日常茶飯事なんだから。ノブのお父さんと私のお父さんは昔からいつもケンカばかりしてるけどきっと好きでやってるのよ。とにかくなんだかんだ言ってるうちにきっと良い答えが見つかると思うの。だから光男君も我が家のつもりで堂々と過ごしてね」
「はい…」
「あれ?ノブは?」
すると押し入れの中から物音が聞こえたので梅子は恐る恐る襖を開けた。
押入れの中には信郎は横になっていた。
「何してるの!?」
「考えてたんだよ…要は俺と梅子の親父さんが美味くやっていけんなら隣に住むなら悪くないってことだろ?俺、梅子の親父さんと酒でも飲んでじっくり話してみる。それで美味く行く所をみせたら親父も納得するだろう?」
「うん…」
「あのう…うちのじい様が申しておりました。『虎穴にいらずんば虎子を得ず』…」
「どういう意味だ?」
「何かを得る為には嫌な事でも危険な事でもやってみないと分からないってことかな」
格言の意味がわからない信郎に梅子は教えた。

翌朝、家の前で待ち伏せしていた信郎が出勤する建造に挨拶をした。
「おはようございます!!…お父さんは…そ、そのーお酒はお好きですか?」
「嫌いではないが…」
「一緒に飲みませんか?是非!」

>その夜、信郎と建造は2人で飲む事になりました。
康子の店に訪れた信郎と建造は杯を酌み交わした。
「…しかし、どうして急に私と?」
「一度、お父さんとじっくり話をしてみたかったんです」
「私もだ。君とはずっと隣同士だったが挨拶程度でほとんど話をした事がなかった」
しかし、2人の会話はスムーズにいかず、かなりの沈黙が流れた。
「君は…梅子のどこがいいんだ?」
「え?…いや、何処と言われましても…」
「いいから結婚したんだろ?」
「ああ。はあ…なんといいますか…その一緒にいるとほっとします。はい。」

その頃、信郎が建造と酒を飲んでいると梅子は幸吉と和子に打ち明けた。
「え!?ノブが梅ちゃんの親父と?」
「はい。2人が肩を組んで帰って来てビックリさせてやるって言ってました(笑)」
「そんなもん上手くいくはずないだろ?だいたいあの2人が何を話すんだよ?」
梅子は建造が知識人が好きなことを挙げ、信郎に新聞を沢山読ませて重点的に東西の冷戦について学ばせたと説明した。
梅子の説明に幸吉と和子は、ますます不安になった。

その頃、康子の店では信郎が嬉しそうに冷戦について建造に話していた。
「去年、オーストラリアが中立を宣言して東西の緩衝地帯になったのも対立ムードが弱まる理由になったと思うんです」
「うん、詳しいな…一つ指摘しておくと…オーストラリアではなくオーストリアだ」
「え?…そうですよね(汗)」
「これからは一市民と言えど国際感覚は必要だ。君は親父とは違うようだな。だいたい君の親父は何事においてもいい加減過ぎる!」

「梅ちゃん!大変だよ!」
幸吉の家に康子が訪ねてきて信郎と建造が店でケンカしていると言ってきた。
梅子が急いで康子の店に到着すると信郎と建造が言い争いをしていた。
「さっきからうちの親父の事、さんざん悪く言いやがって!」
「私は間違った事は言ってない」
「大学教授がそんなに偉いのかよ!」
梅子は、慌てて2人の仲裁にはいる。
「2人とも落ち着いて!!」
「おう!梅子!もうやめたぞ!梅子の親父だからってもうペコペコする必要はねえ!」
「梅子!この結婚,間違いだったようだな」
建造と信郎の衝突に梅子は肩を落とした。

『梅ちゃん先生』第114話の感想とレビュー

信郎の風呂で仲良くなる理論は、下町の男性を上手く説明しているのかもしれません。
ただ…ずっと30年くらい隣に住んでいて、会話をしたことがほとんどないというのは凄いですね。結構一緒に食事とかしていたのに…
さて、すっかり梅子が医者であることが関係ない回でしたが、来週も予告を見るかぎりでは医療シーンは、なさそうです。早く松岡さんに帰って来てもらいたい。

PR