連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月17日金曜日

梅ちゃん先生 第119回 あらすじと感想(8月17日放送)

第20週『親ごころ-第119回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子はテレビが映るまでしばらく時間がかかると取扱説明書を読み上げた。
そして、しばらくすると画面に映像が映し出され、拍手が沸き起こった。

「お父さん、先にお風呂いただきました」
下村家では、風呂から上った信郎が建造に言った。
「…テレビ…見たければ行ってもいいんだぞ」
「あんなもん別に…」
「そうか…君が行くなら私も仕方ないから行こうと思ったが…だったらいい」
「え?」
建造と信郎は、そのまま暫く見つめ合った後、2人は下村家を出た。
「…まあ、仕方ないい、社会勉強としてテレビがどういうものか見てみるか」
「そうですね…」
建造と信郎は家を出ると徐々に早歩きになった。
しかし安岡製作所で作業する光男の姿が目に入り工場に立ち寄った。
「光男、何してんだよ?テレビ、見に行かないのか?」
「興味ないので。…お二人はこれから見に行くんですか?」
「いや、ちょっと散歩だ」建造が答えた。
すると光男の事が気になって店を出てきた梅子が工場に現れる。
「あれ?三人で何してるの?…光男君、テレビ見ないの?」
光男は一人で本を読んでいるほうがいいと言って奥へ行ってしまう。

― 梅子の診療所では組合員の健康診断が行われていた。
幸吉に健康診断へ行くように命じられた光男は梅子の診療所へ。
すると中学の頃の同級生で、東京に一緒に集団就職に来た達也という男子と再会する。

― 木下に給料袋を渡しながら幸吉は無駄使いしないように言い、光男には少し無駄使いするように幸吉は伝えた。
「ろくに金遣ってねえだろ?何処にも出かけねえし…服買ってる様子もねえしな。それなりに遊びも覚えて一人前だ!」
すると奥からお茶を持ってきた和子が笑いながら否定した。
「いい加減な事言ってんじゃないよ。貯金しな貯金(笑)」
しかし、木下は光男に幸吉のいう事も一理あると伝えた。
「せっかく東京に来たんだからよ。ちょっとは俺みたいにオシャレしたらどうだ?」
光男は坊主頭をかき上げた。

下村家では、松子が大きくなったお腹をさすりながら梅子に相談していた。
「ねえ、梅子。予定日過ぎているわよね?」
「そうね、でも予定はあくまで予定(笑)」
その時、幸吉が慌てた様子で下村家の庭に駆け込んできた。
「大変だ!大変だ!光男がめかしこんで女の子と出かけるぞ!」
縁側で爪を切っていた信郎は幸吉の言葉に驚いた。
「え!?本当かよ!?」
梅子達は、影から工場の前を覗くと女性2人と達也と光男が出かけるのが見えた。
「あ!…あの男の子、光男君と一緒に集団就職で来たんですって」
「へえ~女の子も誘って遊びに行こうってことになったのねぇ」
「青春だね~」
和子と幸吉は物陰から光男が遊びに行く姿を見て喜ぶのだった。

>ところが光男はその日の遅くまで帰って来ませんでした。
幸吉は、安岡家で一人酒を飲んで光男の帰りをじっと待っていた。
妻・和子は下村家へ行き、光男が帰って来てない事を梅子や信郎、芳子に相談していた。
「ノブも遊んでこんなに遅くなるなんてなかったから…」
「まあ、俺の時は金もねえし遊ぶ所もなかったからな」
「帰ったら知らせるよ…あ!帰ってきた!」
和子帰宅しようとしたとき、光男が帰宅したのが見えた。

光男が工場に足を踏み入れると幸吉が真面目な顔をして出迎えた。
「…帰って来たか」
「すいません、遅くなって」
梅子や信郎も駆けつけたとき、幸吉は光男の頭部を叩いた。
「馬鹿野郎!!」
「…すいません」
光男は和子の問いに今まで“深夜喫茶”に行っていたと答えた。
「俺はな…お前が人を心配させる奴じゃないと思うから遊んで来いて言ったんだ。それが何だこのザマは!?」
「申し訳ありません」
頭を下げて謝る光男に幸吉は風呂に入って寝るように命じた。

― 数日後、梅子の診療所に達也が診断結果を貰いにやってくる。
梅子は、診断結果を伝えると同時に光男について頼んだ。
「光男君と仲良くしてくれるのはとても嬉しいの。でも夜遅くまで遊んだり危ない所に連れて行くのはやめてくれないかな?」
「おれは別にそんなことは…あいつ勝手に一人でどこかに行ってしまったんです」

梅子は、光男を診療所に呼び出し達也から聞いた事について尋ねてみた。
「光男君、こないだの夜、深夜喫茶に言ったんじゃないんでしょ?達也君がたまたまここに来た時に話してくれたの。みんなで銀座を歩いていたら途中でいなくなったんだって。達也君、随分探したらしいわ。でもみつからなかったから帰ったって。光男君の事凄く心配してたのよ…何があったの?」
しかし、光男は口を閉ざしたまま、返答しなかった。

『梅ちゃん先生』第119話の感想とレビュー

建造が本当はテレビが見たかったっていのは笑えました。2人の早歩きのスピードがまるで競歩のよう(笑)。信郎の建造への気の使い方、めちゃ分かる!
 そんな中…光男が中心に話が進んでます。すっかり方言も無くなり、ただの二枚目な男になってしまった光男君、正直なところ、私の中ではどうでもいいキャラクターに…。
「じいちゃんが言ってました」というセリフも何処へやら…。
すっかり東京かぶれです…『木綿のハンカチーフ』です。
あと、こういうキャラを中心に話が進むと、どうしても梅子がお節介に見えて仕方在りません。
今回登場した光男の友達の達也君、いきなり健康診断に行った先の医者に”光男をダークサイドへ誘う男”と決め付けられて注意されて可哀相↓

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