連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月21日火曜日

梅ちゃん先生 第122回 あらすじと感想(8月21日放送)

第21週『魔法のことば-第122回-』あらすじ(ネタバレ)

「青い目がとても綺麗な青年でした…」
患者の村田アサは、初恋の人物が収容されていたロシア軍の軍医だった事を打ち明けた。
「父が収容所に医薬品を配達しておりましたので手伝いに行ってそこで知り合ったんです」
「それで恋に落ちたたんですか?」
「そういうことです(笑)」
その後すぐに本国へ送還されるが、村田は彼を追ってロシアに行きシベリア鉄道に乗ったという話をしているところで次の患者が病院にやってきた。
「じゃ、この続きは、また機会があれば…ではごきげんよう(笑)」
しかし、治療費を払おうとした村田が持ち合わせがないと梅子と相沢に言い出した。
「次で結構ですから(笑)」
相沢は、ツケにしてしまった事を責めるが梅子が話の続きが聞けるからと言うと納得した。

梅子の母・芳子は梅子の兄・竹夫が経営する会社に行き、社員におはぎを配っていた。
しかし竹夫は銀行に用事があると言ってでかけてしまう。
「忙しいそうですね…」
芳子は、お茶を入れてくれた野島静子に言った。
「ええ、おかげさまで。また一つ新しい取引先が決まりました」
「それはよかった。でも静子さんはいいんですか?お仕事の手伝いばかりで…」
「私、一緒に働いていて良かったと思っています。もし別々だったら仕事に嫉妬していたかもしれません。あまりに仕事で仕事で。でも今は仕事をさせてあげたいんです」
「…そう、ならいいの」芳子は静子の返答に複雑な表情になった。

帰宅した芳子は正枝が出かけていると聞き、急いで帰宅する必要はなかったと肩を落とす。
往診にでかける梅子に芳子は竹夫が忙しそうだったことを伝えた。
「そういえばお父さんも遅くなる事多いわね」」
「そうなの、詳しい事は言わないけどなんだか難しい患者さんがいるみたい…」
「大学は大学で大変ね」
「大変じゃないのは、お母さんだけ」
「戦時中は苦労したんだから楽してよ」
梅子が往診にでかけると芳子は台所に座りため息をついた。

一方、松子の家に訪ねてきた義母・昌子が衣類のボタンがとれないかチェックをしていた。
松子の夫・加藤は松子になんとかするように合図を出され、昌子を注意した。
「ちょっと!なにしてんの!?」
「ボタンが取れてないかどうか…」
「そんなのないよ!松子がちゃんとやってるよ!」
昌子は先日松子に渡した洗剤を使うように言ったり、煮干の頭を取る出汁のとり方を注意をすることに松子は苦笑するのだった。

翌日、村田アサが梅子の診療所に痛みがひかないといいに来る。
「おかしいですね…そろそろお薬が効いてきてもいいころなんですけど」
梅子は、不思議そうに村田のカルテを見ながらいい、薬を続けて飲むように言った。
村田は税理士の息子を紹介する話について梅子に説明し始める。
「ところで昨日お話しした息子を紹介するということですけど…今、長崎に行っておりまして戻るまでに少し時間が…それまでお待ちいただけますか?」
息子は数日先に戻ると連絡があると村田は梅子達に伝えた。
「来月の15日までには税務署に申告しないといけませんので」
「その頃には間に合いますわ。きっと(笑)
村田は、そのまま帰ろうとしたので梅子は昨日の話の続きを聞きたいと村田に伝える。
「…じゃあ、次の患者さんがいらっしゃるまで…」
そして村田は嬉しそうにロシアの医者の恋人を追ってロシアに渡った話を再開させた。
シベリア鉄道に一週間乗り無事に彼に会うことができたことを村田は話した。
「彼は温かく向かえてくれました。けど、幸せは長くは続きませんでした…」
その後、ロシア革命で逮捕され、シベリアへ送られたと説明する。
「でも、その時になって気がついた事があったんです。私のお腹の中には彼の子供が…」
「…じゃあ、今度紹介していただける息子さんて?!」
「青い目をしてます」
梅子と相沢は目を大きくして驚いた。

病院から帰ってきた建造は夕食は病院ですませてきたことを芳子に伝えた。
「…お父さん、最近病院の方大変そうですね?その難しい患者さん、いかがなんですか?」
「お前に何の関係がある?」
建造は新聞を読みながら、苛立った口調で聞き返した。
「いえ…私はお父さんの体が心配で…」
「私は医者だ。お前に心配してもらう必要は無い」
「…そうですね。あ!それから町内会で俳句の会をやるそうなんです。それに参加してみようかと思って」
芳子は引き出しから俳句の会について書かれた一枚のチラシを建造に見せた。
「俳句ってあの五・七・五のの俳句か?なんで?」
「楽しそうじゃないですか『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』…私にもできそうな気がして」
「できるもんか!この短い中で何かを表現するのは並大抵じゃないぞ!」
「…別にそれで賞をとろうとかそういうことじゃないんですけど(苦笑)」
「じゃあ何のために!?遊び半分でやるなんて真剣にやってる人に対して失礼だ!」
「遊び半分だなんて…」
「余計な事はしないでお前は家の事だけやってればいいんだ!」
「…はあ、そうですか」
「それよりお茶!!」
芳子はチラシに書かれた夫婦で参加促す文面の箇所を呆然と見つめた。

翌朝、梅子と正枝がは芳子の姿が見えない事に気がつく。
梅子は、既に準備してあった朝食をみながら芳子のことが気になる。
すると正枝が一枚の置手紙を見つけ驚く。
「う、梅子!!…これ!!」
梅子は正枝が手にしていた芳子の置き手紙の内容を見て梅子は驚く。
『しばらく家をあけます。心配しないでください ―芳子」


『梅ちゃん先生』第122話の感想とレビュー

梅子の母・芳子が不憫で仕方がありません…
息子の彼女に夫婦一緒は素晴らしいと吹き込まれ、提案した『俳句』も即却下。
そら、家も飛び出したくなりますわな(笑)
しかし朝ごはんをちゃんと用意していくところは、流石です。
それより気になるのは、昨日から登場している婦人、村田さんです。
ちょっぴりセレブなの?と思わせるよな口調と穏やかな物腰。
…しかし、金は払わないし、薬も飲んでない(←たぶん)。
息子が税理士なのかも怪しいですね。

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