連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月25日土曜日

梅ちゃん先生 第126回 あらすじと感想(8月25日放送)

第21週『魔法のことば-第126回-』あらすじ(ネタバレ)

梅子は朝食で建造に何時に帰宅するか質問した。
建造が調べものがあるので遅くなると答えると梅子は家でやってほしいと伝える。
そして建造に6時には家に帰って来るように伝えた。

夕方、病院が終わる時間の前に患者がいないので梅子は早めに病院をあがろうと白衣を脱ぐが病院の戸が開いて村田アサが来院してきた。
「…やっぱり、どこも悪くないようですね…」
「具合、悪かったんですけど…ここへ来て先生とお話していると良くなってくるんです…それでね、もうすぐ息子が帰って来るんです長崎から(笑)」
村田が楽しそうに話を始めようとしたので梅子はカマをかけた。
「あの…アメリカ人のご主人とは再会出来たんですか?」
「ええ、もうすぐ(笑)…え?どこでお聞きになったんですか?」
「ちょっと“みかみ”で」
「あら!せっかくのお話を途中をはしょって聞いてしまったのね(笑)」
「話、続いてるんですか?」
村田は他の患者がいないからと話の続きをし始めようとしたので相沢が止めた。
「すみません、もう病気が何ともないようでしたら…ここには来ないでいただけますでしょうか?患者がいらっしゃらない時でも私達には色々と仕事があるんです。…あんなデタラメな話の相手をしている時間はないんです!」
相沢に指摘され、村田はトボトボと元気なく病院を出て行ってしまう。

「多分、もう来ないでしょう」
「すいません。私が言わなきゃいけなかったのに…また何処かであの話をするんでしょうか?」
「私達には関係のない事です」
すると村田が病院にすまなさそうに引き返してきた。
「お金を払うのを忘れてました。もう来ないと思いますのでお支払いしないと…」
200円の治療費を払い、再び悲しそうに病院を出て行った村田アサを梅子は追った。
「あの!あの…また来て下さい!」
「え?」
「ロシアからどうしてアメリカに行く事になったのか是非!聞かせて下さい!」
「いいですよ(笑)…じゃ、また」
梅子の言葉に村田アサは笑顔になって帰って行った。

家に戻り、梅子は建造と1対1で話し合うことになった。
「お父さん、医者はできるだけ患者さんの話を聞いてあげた方がいいわよね?」
「ああ、それがどうした?」
「お父さんはどうしてお母さんの話をもっとちゃんと聞いてあげなかったの?お母さんが俳句をやりたいって言った時もろくに話も聞いてあげなかったんでしょ?」
「…患者と家族は違う!」
そして梅子は母・芳子が今、康子の店に来ている事を告げた。
「お父さんが帰って来て暮れっていったら帰るって」
「…どうして俺がそんな事を言わなきゃならん!帰りたけりゃ帰ってくればいいだろ!」
「お父さんから『帰って来てくれ』って言って!」
「知らん!」
建造は顔を隠すように新聞を読み始めた。
「…そう。じゃ、お母さんにお父さんはお母さんと話す気はないって伝える」
梅子はガッカリした様子で家を出ていき、康子の店に向かった。

不安そうに待っていた芳子に梅子は首を数回左右に振り、建造が来ないことを伝えた。
「そう…」
「お父さんもお母さんに帰って来てくれっていったら色々変わる気がしたんだけど…少しはねぎらいの言葉をかけたり親身になって話をきいたり…」
梅子は、建造が来るまで、しばらく待つが建造は現れなかった。

建造は縁側で芳子が行きたがっていた『俳句の会』のチラシを見ていた。
すると芳子が帰ってきたので建造は慌てて隠れようとする。
芳子が家に入ると建造は庭掃除をしていた。
「ただいま、帰りました」
「うん…」
芳子は縁側の俳句のチラシに気づき建造が観ていた事を察した。
「梅子が作る飯が不味くてイカン!もう出て行くな!お前じゃなくちゃ駄目だ。頼む」
「はい。わかりました…勝手に家をあけてすみませんでした。」
芳子は目を潤ませながら答えた。
縁側に並んで座る建造と芳子の姿を見て梅子と信郎は上手くいったと喜ぶ。

腰の状態が動けるまでになった正枝が夕食を食べながら建造に尋ねた。
「久しぶりにどうですか?芳子さんの料理は?」
「…梅子よりはマシだ!」
「どうして素直に美味しいって言えないのかしらね~」
>こうして無事下村家にもとの生活が戻ったのでした。

― 夜、布団に入った信郎が梅子に言った。
「夫婦っていろいろあるんだな…」
「そうね。私達もこれから色々あるんでしょうね」
「そうだな。梅子は何かあっても出て行ったりするなよ」
「ためこむ前にちゃんと怒るから(笑)」
「いいよそれで(笑)…いつもありがとな」
すると梅子は布団から起き上がり頭を下げた。
「こっちこそありがとう。私がツケを回収出来なくても診療所をやっていけるのは
ノブやお父さんのおかげよね」
「まあ…じゃあ、俺はこれからも仕事がんばんないとな!」

― 梅子の診療所にはお金の換わりに野菜等をもってくる患者が増えていた。
「竹内さん、150円です」
「あの…これでいいでしょうか?」
女性患者が手提げ袋からキャベツを取り出したので相沢は梅子に判断を仰ぐ。
「いいですよ(笑)」
梅子の反応に相沢はため息をつき、次の患者を招きいれた。
「次は、あの方です」
「ああ、村田さん、どうぞ(笑)」

『梅ちゃん先生』第126話の感想とレビュー
結局、建造が謝らなかった事が私的には感動でした。
「俳句を始めよう」とかいわなかったのが良かった。なんつーか、これこそ頑固親父。
そして今回明かされる衝撃の事実!「梅子の病院の借金は信郎の稼ぎで補填されていた(笑)」。…信郎、いいヤツ(泣)

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