連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年8月29日水曜日

梅ちゃん先生 第129回 あらすじと感想(8月29日放送)


第22週『意地の上塗り-第129回-』あらすじ(ネタバレ)

「どうしてここに…?」
驚きながら静子は診療所に現れた長身の男・正岡に尋ねた。
「フフフ…どうしてかな?」
正岡は不敵な笑み浮かべながら診療所に入ってきた。
「警察呼びますよ!」
「別に取って食ったりしねえよ!…なんで俺から逃げたんだ?」
「静子さんと何かあったのは昔でしょ!?当然だと思います!
梅子が言うと正岡は何かあったのはお互い子供の頃だと答えた。
すると信郎と竹夫が診療所に現れ、正岡に驚くことも無く声をかけた。
「もう来てたんですか?」
「あ、どうも。」
事態が見えない梅子に信郎は一緒に話をしようと竹夫を呼びに行ってたと説明した。

静子は正岡が小学校の同級生で好きだ好きと追いかけ回されていたことを打ち明けた。
すると正岡は遠くをみるような目つきになった。
「…初恋だったんだ。…静子、結婚しろ!」
「20年も経ってまだ?」
「違う!」
静子の父に頼まれ見合い話を持ってきたと信郎が言うと正岡が見合い写真を取り出した。
「用事で東京に行くって言ったらこれ頼むって。だからついでに寄ったんだ。見ろ。隣町の役場に勤める真面目な男らしいぞ。親父さん、心配してたぞ…体の調もよくねーみてえだし、ちっとも連絡してねーそうじゃねーか…」
そして正岡はチラリと竹夫を見た。
「…お前、この人どういう人なんだ?結婚の約束でもしてるのか?」
竹夫は、正岡の質問に笑顔で応えた。
「結婚の約束はしてませんが、お付き合いはしてます。…いずれ結婚するつもりです」
「…そうなの。ごめんなさい」
静子は正岡が持ってきた見合い写真を返した。
「そうか…いや、信用出来ないぞ!俺から逃げるために3組の佐藤良雄が好きだってウソをついたろ!?」
「よく覚えてるわね…」
「今回は本当です。相手の僕が言うんですから(笑)」
「…そうだな…分かりました。静子を幸せにしてやってください」

正岡が診療所を出て行くと竹夫は静子に頭を下げた。
「すまん…この間はあんな事を言って」
「あれからずっと黙っているからもう駄目なのかなって思ってた」
「いずれ結婚の事はちゃんと話さなきゃと思ってた。でも、結婚するからにはお前を幸せにする自信がなきゃ駄目だと思ったんだ。お前は今まで色々苦労して来ただろ結婚するからには苦労はさせたくない。楽させて幸せにしてやりたい。そのために今は仕事なんだ。だからもう少しだけまってくれ」
竹夫と静子も診療所を後にし、梅子と信郎は2人を見送った。
「よかった…ノブ、いろいろありがとう」
「これで罪滅ぼしになったかな」
「うん、じゅぶんよ!」
「竹夫さんに負けないように俺も仕事頑張らなきゃな!」

― 安岡製作所に川崎の食品工場で遣うバルブに製造依頼の仕事が持ち込まれる。
幸吉は難しい仕事だと引き受けるか悩むが信郎は、やろうと進言する。
「これをうまくやりゃここは弁シャフト作ってる工場だって一気に評判があがるぞ!…光男、言ってたな!虎穴がなんとかって」
「『虎穴に入らずんば虎児を得ず』ですか?」
信郎は、嬉しそうにバルブの図面を見た。

安岡製作所の昼休み、昼食を摂らずにでかけていた梅子が帰ってきた。
梅子の様子がおかしいので幸吉は信郎とケンカしてると誤解する。
「せいぜいケンカするこった!俺と母ちゃんみてみろよ!ケンカして仲直り何百回繰り返して今日があるわけだ(笑)」
「じい様が言ってました。『雨降って地固まる』」
「それだ…俺たちは固まり過ぎだ!」
「あの…それより!」
梅子は言いかけるが昼休みが終わり信郎達は工場へと戻っていってしまう。

梅子は工場で信郎に再び言葉をかけるが機械の音で声がかき消されてしまう。
大声で伝えようとしたとき、機械が止まり梅子の声が工場に響き渡った。
「だから!赤ちゃんができたの!!!」
「え?…」
梅子の突然の発表に幸吉達は喜び、信郎の母・和子は梅子に抱きついた。

梅子が家にやってきたので梅子の母・芳子は安岡家の方から喜ぶ声について尋ねた。
「梅子、何かあったの?」
「うん…私…」
梅子が言いづらそうにしている姿をみて芳子の勘が働く。
「もしかして…おめでた?」
梅子はコクリと頷いた。
「おめでとう!…おかあさん!おかあさん!!梅子がおめでたですって!」
正枝と芳子が喜んでいると洗濯機を届けに来た宅配業者の声が聞こえた。
「嬉しいことって続くのね(笑)」
>梅子は今ままでにない幸せの中にいました。

『梅ちゃん先生』第129話の感想とレビュー

なるほどね、そういうオチでしたか(笑)
てっきり正岡とやらが結婚を迫ってきたとばかり…まんまと制作側にやられました。
医療ドラマだったら、あの場で正岡が「うっ!持病が!!」とか言って倒れるんでしょうが、あっさり帰っていきました。…さようなら正岡さん。
肝臓ガンの患者以来、患者の話中心に進む事はなく、信郎の仕事と竹夫の仕事にスポットライトが…(汗)。本当にもう少し医療っぽい事してくれたらいいんですが、視聴率がいいみたいなので、このままの路線で行くんでしょうね。

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