連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月10日月曜日

梅ちゃん先生 第139回 あらすじと感想(9月10日放送)

第24週『明日へのバトン-第139回-』あらすじ(ネタバレ)

帰宅した信郎は、息子太郎を抱っこしながら世界で一番速い電車・新幹線の部品を作る事になったと梅子に伝え、新幹線がこだまの訳1.5倍の時速250kmで走行出来ることを説明した。
「その台車に使う部品を作るんで強度と精度の両方が求められる仕事なんです」
信郎の説明に梅子と正枝は目を輝かせた。
「そんな仕事が来るなんて凄いじゃない!」
「まだ本決まりじゃねえけどな。…そうだ!これが採用されたら御祝いに何か買いますか!買いたくてもなかなか買えなかった物なんていいんじゃないですか?」
「あ!…じゃ、テレビは!?」」
芳子から値段が高いと指摘されたので信郎は建造と半分ずつ出し合う提案をした。
「そうね…それはいいわね。でも…お父さんが何て言うか…」

梅子達は危惧したが、あっさり建造はテレビを折半して購入する事に賛成した。
「そうだな。そろそろテレビを買うのも良いだろう」
思わぬ建造の反応に梅子や芳子たちは喜んだ。
「…でもよく簡単に承知してくれましたね」
信郎は建造がトイレに行くと不思議そうにつぶやいた。
もともと建造も買いたかったが言い出せずにいたと正枝が信郎に言った。

― 芳子は建造にお茶を運ぶと調べ物をする夫の姿をジーッと見ていた。
「…何だ?」
「テレビのこと、ありがとうございます。ちょうど買い時じゃないかと思ってたんですよ。
お父さん、来年の春には病院を退職でしょ?そんな風に調べ物をする必要ももうないでしょうしやっぱりテレビがあったほうが」
「退職したら暇人になるみたいに言うな。退職した後どうするかは未だ決めていない!」

翌日の昼、安岡家で梅子と信郎は仕事が成功したら建造と折半でテレビ買うことを伝えた。
和子や木下はテレビを購入することを祝福するが幸吉だけは難しい顔をしていた。
「…気にいらねえな!…その買ったテレビ、隣の家に置くんだろ?この工場から出た金が何で隣の家のテレビに化けなきゃいけねえんだ!」
幸吉の理論に呆れた和子が意見を言った。
「ノブの給料で買うんだから何に使おうと自由じゃないか」
「そりゃ着るもんや食いもんだったら自由だよ。けどテレビとなっちゃ話が違うだろ!
うちにはテレビがねえんだぞ!」
「いつでもみられるのよ?」
梅子が幸吉をなだめるように言うが効果は無かった。
「あの親父に自慢げなカオされながら見るなんて俺はゴメンだ!…そうだ!ノブが半分出すんなら俺が半分出すからここにテレビを買おうじゃないか!」

― その日の夜、梅子はテレビの事を建造に伝えるが怒られたと信郎に報告した。
「だったら隣で買えばいいだろうって…どうしよう?本当に向こうで買う?」
「そういう訳にはいかないだろう。ますますお父さんの機嫌が悪くなるんじゃないか?」
「なんだか面倒臭いな…」

来年に卒業を控える康子の娘・千恵子が進路相談をしに梅子を訪ねてくる。
「私、何がしたいのか判らなくて…親にも先生にもいい加減決めろって言われてて…梅子先生って女学校出る時、医者になろうって決めたんでしょ?どうして?」
「それはたまたま…」
梅子は昔ヒロシという少年を助けた建造の姿に影響されたと千恵子に教えた。
「そんなきっかけないかな…勉強ってあんまり好きじゃないし…なにか私でも人の役に立てるようなことないかな。梅子先生見ててそう思う、人を笑顔にする仕事っていいなって」
「そういう気持ちがあるならきっと何かみつかるわ」

すると光男が下村家の庭先に現れる。
光男は梅子に信郎の帰りが遅くなると言伝をし、チラリと千恵子を見て言った。
「…千恵子ちゃん、やりたい事が無いなんて贅沢な悩みだね」
頭を下げて工場に戻っていった光男を見ながら梅子は千恵子に伝えた。
「光男君、本当は勉強したかったんだと思う。でも家族の為に進学を諦めて就職したでしょ?だから自由に進路を選べる千恵ちゃんが羨ましいのよ」

― 夜、自室で難しい顔をしながら新聞を読む梅子に信郎が質問した。
「どうした?新聞に何科面白い事でも書いてあんのか?」
「そうじゃないの…求人欄を見てるの。千恵ちゃんが高校を卒業して何をしていいか判らないって言うから。女性の仕事ってどんなのがあるかと思って」
「そりゃ、それなりにあるけど(笑)」
「人の役に立つ仕事がしたいんですって」
「どんな仕事だって人の役に立つだろ。金がもらえるって事は誰かの役に立ってることだろ?この仕事だってそうだ。三時間かそこらで東京から大阪へいけるようになってみろ。どれくらいの人の役に立つか(笑)」
信郎は、新幹線の部品の図面を見ながら笑った。
「最近、光男君はどう?」
「光男?…頑張ってるよ。そろそろ雑用から卒業して機械触らせてやる頃だな」

― 翌日、信郎と幸吉から機械の操作を指示され光男は喜んだ。
「お前もうちにきて二年半だ。目で覚える修行は十分積んだろ?ろくろまわしてみろ!」
光男は機械を操作し作製した部品を幸吉と信郎に見せた。
「おお大したもんだな!最初にしては筋がいいよ!」

「これ…何ですか?」
光男は自分を指導する木下に作業台の横のパンフレットについて質問した。
「さあ、前からあるけど…信夫さん、コレなんですか?」
「ああ…ボール盤買った時に業者がくれたんだよ。イギリスの機械のカタログだってよ」
木下からカタログより練習をしろと言われたので光男はカタログを作業台の横に置いた。

>そんなある日のことです。帝都大学付属病院に意外な人の姿がありました。
弥生は廊下ですれ違った男性に気がつき、振り返った。
「松岡さん!!」
「やあ!」松岡は笑顔で弥生に挨拶した。
>松岡敏夫の帰国。梅子はまだその事を知りません。

『梅ちゃん先生』第139話の感想とレビュー

松岡いきなり月曜日から投入で、明日からの展開が楽しみです。
一方、新幹線の部品エピソードがまだまだ続きそうです。いや、正直、もう少し梅ちゃん先生には回診やら緊急医療とかして欲しいです。6:4で信郎が中心に話が進んでる…
再登場でアメリカ帰りの松岡がどう絡んでくるかわかりませんが、医療の話に少しでも戻してください!(>_<)
昔は、買出しのシーンとか薬を取りに行くシーンとかロケがあったのに最近では、本当に下村家と安岡家しか映りません。だから久しぶりに病院が映って新鮮でした。

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