連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年9月20日木曜日

梅ちゃん先生 第148回 あらすじと感想(9月20日放送)

第25週『再会-第148回-』あらすじ(ネタバレ)

見合いが始まっても誰も口を開かないので梅子は見合いする女性・聡子の趣味を尋ねた。
「はい!高校の時から合唱団に入っておりまして、今でも!」
聡子の趣味を梅子が褒めると松岡が笑顔を見せた。
「合唱は集団でやるという所がいいですね。一人くらいサボっていても分からない」
松岡の言葉に一瞬、時間が止まる。
「…今のは冗談です(笑)」
松岡が付け加えるが梅子達は苦笑するのが精一杯だった。
松岡は自分の趣味について『ドーナツの穴に関して考察する』のが昔の趣味だったと答え、最近の考察を説明し始めた。
「ある勉強ができない生徒がいて勉強をできる薬を開発しようとして勉強したら結果として勉強ができるようになったとします。この場合の勉強というのは…やめておきましょう」
松岡は話を途中で終わらせたので梅子達は安堵した。
聡子が松岡に大学での研究内容を松岡に質問すると松岡はドヤ顔で説明しはじめる。
「それは膠原病の一種である全身性エリテマトーデスをステロイドによって…」
梅子が素人にも分かりやすく説明するよう促すが素人に分かる必要はないと松岡は答えた。
松岡「どのような結婚生活を理想とお考えですか?」
聡子「はい。いつも楽しく笑顔の絶えない家庭にしたいと思っております」
松岡「…そんなに四六時中笑う程楽しい事があるものなのでしょうか?」
梅子「そ、それはもののたとえで全体的に楽しい家庭でありたいという事なんですよね?」
聡子「は、はあ…」
松岡「パーセンテージで言うとどのくらい笑えばいいんでしょうか?」
梅子「だから数字じゃなくて…」
人間的な家庭にしたいと思う聡子に対し、松岡はイメージできないと表情を曇らせた。
松岡「結婚した事が無いのでイメージがどうも…」
そのとき松岡は何かをひらめいた。
「あ!…結婚してみないとわからない。しかし、わからないと結婚する気になれない。…この堂々巡りは勉強ができる薬の話に通じるな!」
松岡は一人でうなづき聡子は聡子で和菓子を口に運び、見合いは再び沈黙の時間が訪れた。

― 見合いが終わり聡子が帰ると松岡は申し訳なさそうに梅子に感想を伝えた。
「やはり駄目でした。…僕なりに努力はしてみたのですが…」
「…努力の様子はうかがえました」
「それにまだ駄目って決まった訳じゃないですから」
梅子と信郎は、松岡を慰めの言葉をかけた。
「今日は哲学的に非常に興味深い体験でした。新しい命題も見つける事ができた」
松岡の言葉に梅子と信郎は開いた口が塞がらなかった。

― 数日後、研究室で一心不乱に机に向かっている松岡を弥生と山倉は唖然とした。
「なんだか心無しか前より仕事に没頭しているように見える…」
「お見合いが失敗した反動かな?」
松岡が大慌てで資料をとりに部屋を出て行くと入れ違いで広志がやってきた。
広志は弥生荷対して疲れが肌に出ていると指摘し肌荒れに効くビタミン剤を渡した。
「山倉先生にもお勧めしたいものがあります。あとで男同士でお話ししましょう!」
そこへ松岡が研究室に戻ってきた。
弥生は広志を紹介しようとするが松岡は忙しいと短く答え、自分の席に座った。
「そう。今、ちょっと忙しいんだ…」
弥生は全身性エリテマトーデスの研究が架橋なので気にしないでと広志に伝えた。

― 松岡が廊下を大量の資料を持って歩いていると広志が声をかけてくる。
「えっと…君は梅子さんの知り合いとか?」
「そうです。梅子先生にご紹介いただいて参りました」
「梅子さんの知り合いなら確かな人なんだろう」
「恐縮です。全身性エリテマトーデスといえば抗核抗体が悪さをするんですよね?」
「ほう。抗核抗体を知ってるのか?」
「新しい検査法では顕微鏡でかくにんできるそうですね?」
「違う。傾向顕微鏡でだ。…ここで結構。ではまた。」
松岡は広志に持ってもらった荷物を受け取ると広志と別れた。

― 翌日、大学病院の廊下を松岡が歩いていると再び広志が声をかけてきた。
「去年、新しいステロイドが合成されましたね。アメリカの医学雑誌に書いてありました」
「よくそれを…君は一体?」
「その事で先生ともっとお話をしたいんですが…」
松岡と別室に移動した広志は過去に建造に助けてもらったエピソードを話した。
「梅子さんが医者となるきっかけとなった男の子は君か?…不思議な縁だな」
「僕は、松岡先生との間にも不思議なご縁を感じます」
そして広志は自分の会社で開発したステロイドを松岡に勧め資料を提示した。
>このやり取りが思わぬ事件を引き起こす事になるのです。

― 数日後、第二内科の教授・狭山が険しい顔で松岡に迫った。
「ドクトル松岡!このHP055という新薬の治験を許可した覚えはないんだが?」
「はい、私の考えで進めています」
「困るね!こういう事は教授である私の許可を取ってから…」
「先生はヒポクラテス製薬の薬を許可されなかったとお聞きしました」
狭山は新しい会社なので十分な信用を得ておらず時期尚早だと説明した。
「それでは時間がかかりすぎます。あの薬は全身性エリテマトーデスの患者に著しい効果があります。患者の為にも一刻も早く進めるべきだと判断しました」
「判断をするのは私の仕事だ!何かあったらどうする?」
「あれはアメリカではもう使われている薬なんです。とにかく結果をみてください!」
松岡の態度に激高した狭山は研究室を出て行ってしまう。
教授の許可をもらっていたと思っていた弥生と山倉は慌てて松岡に迫った。
「協力した人が教授とあなたの間で板挟みになるでしょ?第二内科の秩序が乱れるわ!」
「僕は間違った事はしていない!患者の為だ」

― 梅子の診療所を訪れた弥生は一連の松岡の行動を梅子に説明した。
「松岡さんは何かに夢中になると他の事は目に入らなくなる事はあったけど、こんなやり方で物事をすすめる人じゃなかったのに…」
そして見合いで断れたことショックが原因かもしれないと伝えた。
「じゃあ、私達のせい!?」
>よかれと思ってすすめたお見合いでしたが裏目にでてしまったのでしょうか。

『梅ちゃん先生』第148話の感想とレビュー

視聴率をとるためなのか判りませんが、今日は松岡デーでした。
個人的に松岡というキャラが気に入っている私にとっては終始ツボでした。
見合いは、なんとなく上手くいきそうですが、この続きは10月に放送されるスペシャルでってことなんでしょうか…だとしたらNHKなかなかヤリますね~
さて、営業なのに影があるというかニヒルな笑顔を見せる広志君。
なんだかスパイにすら見えてくる程です。
松子の夫・加藤が登場した時も『怪しい!』と思ってたっけ(笑)

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