連続テレビ小説『梅ちゃん先生』あらすじと感想ブログ

2012年11月24日土曜日

梅ちゃん先生スペシャルと総括

結婚できない男と女スペシャル前編・後編

先日、放送した梅ちゃん先生のスペシャル、ようやく観ました。
録画したものの、現在放送中の『純と愛』が面白く、なんか観る気がしなかったんですよね。

さて、2話に渡って放送された梅ちゃん先生の特番ですが
感想としては、まあ「らしい内容」でした。
なんでBS放送?と思うのですが見てない方も多いんじゃないでしょうかね・・・

あらすじはというと、梅子の夫・信郎の工場が取材されることになります。
取材を担当するのは新人の若い女性で取材が初めてだといいます。
業界用語がサパーリな彼女は必至にいい記事にしようと何度も工場に足を運びます。

おかげでいい記事が雑誌に載ることになり、信郎はお礼に自分達が作った部品が使われる新幹線を見に行こうと誘います。
しかし、新幹線を見に行ったはずの信郎のポケットから映画の半券が2枚ポロリ。
梅子は浮気したと激怒・・・前編はこんな感じ。
結局、後編で映画は梅子へのプレゼント(指輪)の仕上がりを待つ間に時間を潰すために行ったことがわかり、丸く収まるという結末。

一方、かつて梅子と付き合っていた松岡と似ている研修医・神田真澄という女性が帝都大の第二内科にはいってきます。
理論でガチガチの真澄は、笑顔で患者に接する山倉を意識するようになり、梅子の親友・弥生も学生時代、好きになった伊藤と再会します。

松岡と梅子は宿直をさせて2人をくっつけようと画策し、見事2人はカップルにというのが帝都大での出来事です。
最後は、もう梅ちゃん先生にでていた人間が梅子の家で大団円。


半年以上の放送が終わって、戦後の医療モノとして毎朝、楽しませてもらいました。
新人を起用するのではなく、堀北真希さんという女優さんが主人公という事で最初から落ち着いてみる事が出来ました。

ただ、正直なところ主人公・梅子が帝都大にいたころがピークでしたね。
開業してどんな町医者になるんだろうと思いきや、目立った患者は、最初のガン患者だけで後は、これといったエピソードもなく進んでいくという展開に私の周りからもブーイング(笑)
オープニングでは回診をするために街中を歩く梅子の人形が映りますが、回診なんて一度だけ。
「私はこの街の人達のために開業したい!」と言っても、街の人として仲良くしているのは、安岡家と食事処・三上家だけだから、あんまり胸にささらない・・・それが感想です。

そもそも梅子の夫・信郎の工場にスポットが当たりすぎだったのはないでしょうか。
震災があった影響か、もしくは日本の不景気を憂いてか、『日本の工場頑張れ!』みたいなメッセージをいれたかったからなのかなとも後半思いました。

また不満だったのが人の死というモノを軽く描きすぎなんじゃないだろうかという事。
松子の許婚にしろ、街医者の坂田先生にしろ、話題となるのは翌週くらいまで。
その後は、完全になかったことのように話が進むという恐ろしい展開。
せめて話題に乗せるとかしてあげないと・・・なんかとりあえず悲しいエピソードをいれましょか?的に見えて仕方が無かったです。
最後に『梅の花は春一番』とか言われても途中から観た人にはなんのことやらです(笑)

『梅ちゃん先生』残念に感じた事

【姉・松子】
出番も中途半端で、だめ男を好きになるが最後には、許婚に助けられた工務店セールスマンと結婚するというなんとも中途半端なキャラクターに・・・
最初の方はいい味が出ていて存在感があったキャラだったのですが、後半はいてもいなくてもよくなってしまったのが残念。

【夫・信郎】
登場した時は、未来を感じさせる青年で、どこまでビッグになるんだ!?と思っていたけど、結局町工場のまま終わってしまう。(梅子もだけど)梅子を好きになる理由もよくわからんし、信郎の活躍のため町医者のドラマのはずが工場の女将ドラマという印象に。
ただ片岡鶴太郎さん演じる父・幸吉とのかけあいは、面白かったです。先日、テレビでアドリブで松坂桃李さんを笑わせようと必至だったと言ってました(笑)

【元カレ・松岡】
梅ちゃん先生の中で一番光っていたキャラでした。ドーナツの穴はドーナツと呼べるかという理論を繰り広げる辺り最高でしたが、何故か梅子と別れる事に・・・。もっと活躍するために個人的には、梅子とにくっついて欲しかったです。スペシャルでは、さらに天然という要素が加わり、最強になったじゃないでしょうか。こいつを主人公にしたドラマの方がよっぽど面白そう。

【場面・セット】
ドラマ開始当初は、焼け野原のシーンや闇市のシーン等、気合入りまくりでワクワクして観てましたが、いつしか、同じセットしか映らなくなりました。ドリフのコントを見ているかのよう(笑)

【弥生以外の友人だったり周りの人】
弥生は帝都大にすすんだおかげで梅子と人間関係が続きますが、それ以外の人物は結婚式にちょろっと出てくるくらいで全く活躍せず・・・女学校時代、勉強を教えてくれたりした先生も消息不明というなんとも切ない展開。

【ヒロシ】
梅子と建造が助けた少年・ヒロシ。
ヒロシです・・・と後半も後半に登場した時は、『ギャグか!』と思いましたが・・・
とにかく、今にしてみれば登場しなくてよかったのではというキャラでした。


というわけで、梅ちゃん先生ブログはこれで終了です。
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